足の太陽膀胱経67穴。
覚えやすい区切りに分け、
語源と漢字の意味を知り、
ゴロ合わせに頼る
と覚えやすくなります。教科書は文字ばっかりでイメージしづらいですよね。カラフルにまとめてみます。ぜひ参考にしてみてください!
目次
足の太陽膀胱経 覚え方
私の経穴の覚え方は、
覚えやすい区切りをつけ、区切りの中で語源などで経穴を覚えて、
何度も反復して流れを覚えてしまい、
印象が残りにく、忘れやすい位置、重要なところをゴロ合わせなどで補足するようにしています。
👇参照記事
場所を示しつつ紹介していきたいと思います。
睛明 攅竹 眉衝
膀胱経、目に関するツボ3穴です。
BL1 睛明 |
内眼角内上方と 眼窩内側壁の間 |
睛=瞳 を治療 明るくする |
BL2 攅竹 |
眉毛内端 | 攅=集まる 竹のような眉 |
BL3 眉衝 |
前頭切痕の上方 前髪際後方5分 |
眉を上に 衝き動く |
目がツラい時に自然と押さえているところが睛明ですね。
いらすとやさんに、まさに!な図がありました。
この睛という字は、有名な故事成語、
「画竜点睛を欠く」
にも使われている漢字で、瞳を指しています。
攅竹は眉毛が竹っぽい、と言われたらそんな気がしますね。
チコちゃんでやっていたのですが、
年を取って眉毛ふさふさなおじいちゃん。
なぜおじいちゃんの眉毛が長いかというと、
眉毛を作る細胞が老化して抜けることを忘れて伸び続けるから、だとか。
御歳94歳の村山富市元首相の眉毛の長さを測りに行くNHKのクレイジーっぷり!
#チコちゃんに叱られる pic.twitter.com/iAvILN6GJm— sakupan︎︎☁︎︎*. (@panda_saita) September 7, 2018
立派な攅竹ですね!!
眉衝のほうが眉毛本体じゃなくて眉毛を動かしたら動くところ、というのが気を付けたいところ。
前髪際の後方5分には、横並びに経穴がたくさんあります。
生え際、マッサージすると気持ちいいのはそういう事だったのか~!?
と思うのですが、、覚えないといけないとなるとややこしいですね。
位置関係がイメージできるようにしましょう!
曲差 五処 承光 通天 絡却 玉沈 天柱
膀胱経、頭のツボです。
BL4 曲差 |
前髪際後方5分 前正中線の 外方1寸5分 |
外へ曲がる 髪の動きに 差がある |
BL5 五処 |
前髪際後方1寸 前正中線の 外方1寸5分 |
五穴目の 処ところ |
BL6 承光 |
前髪際後方 2寸5分 前正中線の 外方1寸5分 |
天の光を 承=受ける |
BL7 通天 |
前髪際後方4寸 前正中線の 外方1寸5分 |
百会=天 に 通じる |
BL8 絡却 |
前髪際後方 5寸5分 前正中線の 外方1寸5分 |
脳を絡い 退却 |
BL9 玉枕 |
外後頭隆起上縁 前正中線の 外方1寸3分 |
玉=大事な 枕骨、後頭骨 |
BL10 天柱 |
C2棘突起上縁 僧帽筋外縁 |
天=頭 柱=頸椎 |
前髪際からの距離がとても難しいです。
督脈ときれいな横並びとかでもないので、かなり覚えづらいです。
正中線の外方1.5寸で、
五処⇔承光⇔通天⇔絡却の間隔も1.5寸ずつ!ということしかわかりません。
覚え方を開発したら追記します!
玉枕は、督脈の脳戸と同じ高さにあり、脳戸の1.3寸外方にあります。
玉に1.3が隠れてますね!!!
任脈の玉堂というツボにも玉という字が使われてややこしくなりそうなのですが、
玉堂は第3肋間にあります。
混乱しそうな、しなさそうな感じ・・??
天柱は、私はあん摩の授業で何回も母指圧迫で位置を確認してたら覚えました。。
天柱と胆経の風池はスマホ首などの治療でよく使うので、私も自分で押すとめちゃくちゃ痛いです。
鍼の治療に行くと必ずと言っていいほど鍼刺される、メジャーなツボの一つです。
背部1行
背部、外方1.5寸に並ぶ膀胱経1行です。
骨度法で、肩甲棘の内縁端が6寸でした。
つまり膀胱経の1行は、
肩甲棘の内縁端と正中線の半分のラインを通ります。
24穴あり、これだけでもう一つの経脈くらいありますね。。
見ていきましょう。
BL11 大杼 |
T1棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
機織りの杼 に似た椎骨 ※八会穴の骨会 |
BL12 風門 |
T2棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
風邪が侵入する 門戸 |
BL13 肺兪 |
T3棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※肺の背部兪穴 |
BL14 厥陰兪 |
T4棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※心包の背部兪穴 |
BL15 心兪 |
T5棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※心の背部兪穴 |
BL16 督兪 |
T6棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
督脈に通じる |
BL17 膈兪 |
T7棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
横隔膜に通じる ※八会穴の血会 |
BL18 肝兪 |
T9棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※肝の背部兪穴 |
BL19 胆兪 |
T10棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※胆の背部兪穴 |
BL20 脾兪 |
T11棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※脾の背部兪穴 |
BL21 胃兪 |
T12棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※胃の背部兪穴 |
BL22 三焦兪 |
L1棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※三焦の背部兪穴 |
BL23 腎兪 |
L2棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※腎の背部兪穴 |
BL24 気海兪 |
L3棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
任脈の気海 と相対す |
BL25 大腸兪 |
L4棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
※大腸の背部兪穴 |
BL26 関元兪 |
L5棘突起下縁 後正中線の 外方1寸5分 |
任脈の関元 と相対す |
BL27 小腸兪 |
第1後仙骨孔 正中仙骨稜の 外方1寸5分 |
※小腸の背部兪穴 |
BL28 膀胱兪 |
第2後仙骨孔 正中仙骨稜の 外方1寸5分 |
※膀胱の背部兪穴 |
BL29 中膂兪 |
第3後仙骨孔 正中仙骨稜の 外方1寸5分 |
膂=背中の筋肉 その肌肉中 |
BL30 白環兪 |
第4後仙骨孔 正中仙骨稜の 外方1寸5分 |
白=肺、大腸 環=肛門 |
BL31 上髎 |
第1後仙骨孔 | 仙骨孔 |
BL32 次髎 |
第2後仙骨孔 | 仙骨孔 |
BL33 中髎 |
第3後仙骨孔 | 仙骨孔 |
BL34 下髎 |
第4後仙骨孔 | 仙骨孔 |
私は、「だいじょ、ふうもん、はいゆけついんゆ・・・」とめっちゃくちゃ早口に唱えまくって、
なんとか、、覚えました。
督脈と違ってツボがないのがT8だけなので順番さえ覚えれば、いけます。
実技の授業でもめちゃくちゃ膀胱経の一行は出てくるので、
覚えきらないうちに実践の機会が次々にきて、いやでも覚えます。
順番よりも棘突起間が分からな過ぎてへこみます。
それでもやはり最初は大変。
覚えるヒントをいくつかご紹介します。
各臓腑の高さに近い
肺兪だったら、肺に近い
というように、
各背部兪穴は、各臓腑の高さに近い位置関係になっています。
また、お腹側の募穴も各臓腑に近いところにありますが、
上からみていくと、
中府(肺)→膻中(心包)→・・となりますが、、
背部兪穴の順番と一致しているようにも見えます。
伊藤樹史先生の「新デルマトームの基礎と応用」を参考に皮膚より筋肉を透かしデルマトームを作成してみました。「新デルマトーム」は脊髄神経後枝の分布域が前枝より低い位置となること報告しています。兪穴・募穴のデルマトームと臓器からの内臓求心性神経レベルが一致しますhttps://t.co/qT6t0VByNR pic.twitter.com/qWz4YP03UM
— かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学 (@goukakuouenman) November 21, 2019
新デルマトームが一致?!?!
というツイートを見かけたので、東洋医学との相関が面白かったので参考程度に載せておきます。
督脈と同じ高さ
督脈をしっかり覚えておけば、同じ高さのツボで覚えやすいものもあります。
督脈 | 膀胱経 | ||
T5 | 神道 | 心兪 | 五神で神は 心の配当 |
T7 | 至陽 | 膈兪 | 境目の意味 |
T9 | 筋縮 | 肝兪 | 五体で筋は 肝の配当 |
L2 | 命門 | 腎兪 | 命門は 腎の働きのこと |
全部でないのがツラいですが、関連して覚えられるものがあるとうれしいですよね。
他にいい覚え方やヒントがあったらコメントにお願いします!!
会陽 承扶 殷門 浮郄 委陽 委中
お尻から膝裏までの経穴です。
深部に坐骨神経が走行し、下肢の後面は膀胱経しか通っていないので、坐骨神経痛には膀胱経のツボを使うことが多いです。
BL35 会陽 |
尾骨下端 外方5分 |
督脈(陽経)と 会う |
BL36 承扶 |
殿溝の中点 | 承 臀部を受け止め 扶 支える |
BL37 殷門 |
大腿二頭筋と 半腱様筋の間 殿溝の下方6寸 |
大腿後面の筋 脈気の出る門 |
BL38 浮郄 |
大腿二頭筋腱 の内縁 膝窩横紋の 上方1寸 |
浮=関節の上 郄=隙間 |
BL39 委陽 |
大腿二頭筋腱 の内縁 膝窩横紋上 |
委=膝窩横紋 陽=外側 ※三焦の下合穴 |
BL40 委中 |
膝窩横紋の中点 | 委=膝窩横紋 真ん中 ※膀胱経の合土穴、 腰背の四総穴、 膀胱の下合穴 |
会陽は任脈に会陰というツボがあり、陰陽の関係になっていますね。
なかなかな場所なだけに、問われることも少なく、場所をアバウトに覚えている私です。
会陰←肛門→長強→会陽
と、最低限、肛門周辺の経穴の位置関係が分かるようにしておきましょ!
承扶はお尻と太ももの境目にある経穴です。
私は座って勉強したりブログしたりすることが多いので、圧迫して痛くなりがちなところです。。
膀胱経の大腿、下肢の経穴は坐骨神経との関連で覚えましょう。
殷門は、太ももの後ろ、ハムストリングと呼ばれる筋肉群のうち、
大腿二頭筋と半腱様筋の間で、
殿溝の下方6寸、腱が末広がる膝窩横紋からは8寸の位置にあります。
ハムストリングにあるツボは殷門だけ。
殿溝-膝窩=8+6=14寸という骨度法と合わせて、86ストリングで覚えましょ!
浮郄は郄穴ではないことが注意です。。
委陽は三焦の下合穴です。
下合穴はすべて足にあるツボですが、
三焦経は手を流れる経脈で、足に経穴はありません。
腎から津液や原気を各臓腑へ運び、集まった尿を膀胱へ送る三焦との関係が、
膀胱経の足のツボで表され、足にないはずの三焦経の下合穴が膀胱経に存在すると考えられているそうです。
四総穴、下合穴、合土穴と要穴を兼ねる委中と合わせて、委陽、浮郄を覚えましょ!
背部2行
背部、肩甲棘の内縁端のラインに並ぶ膀胱経2行です。
開始がT2からで、1行と同じくT8に経穴はありません。
また、L2まで行くと飛び飛びになります。見ていきましょう。
BL41 附分 |
T2棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
第二行の分枝 付く |
BL42 魄戸 |
T3棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
肺が蔵す魄 |
BL43 膏肓 |
T4棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
膏 心臓の下 肓 横隔膜の上 |
BL44 神堂 |
T5棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
心が蔵す神 |
BL45 譩譆 |
T6棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
譩 ため息 譆 擬声語 |
BL46 膈関 |
T7棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
横隔膜の 関 |
BL47 魂門 |
T9棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
肝が蔵す魂 |
BL48 陽綱 |
T10棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
将軍の官 胆陽 綱=まとめる |
BL49 意舎 |
T11棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
脾の蔵す意 |
BL50 胃倉 |
T12棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
胃気の倉庫 倉廩の官 |
BL51 肓門 |
L1棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
三焦を隔てる膜 心に出て膏 腎に出て肓 |
BL52 志室 |
L2棘突起下縁 後正中線の 外方3寸 |
腎が蔵す志 |
BL53 胞肓 |
第2後仙骨孔 正中仙骨稜の 外方3寸 |
胞=袋状の器官 膀胱、子宮など |
BL54 秩辺 |
第4後仙骨孔 正中仙骨稜の 外方3寸 |
背中の 最も下ら辺 |
1行の開始がT1の下で、
2行の開始がT2の下ですね。
菱形筋の斜めっぷりと一致していて、私はちょっと関連性を感じてしまいます。
解剖経穴っていう授業で、「菱形筋の上にある経穴はどれか」なんて問題がでたりするので、覚えておいてもいいかもしれません。
2行は1行とリンクした名前の経穴ばかりなので、1行をしっかり順番覚えて、2行が導き出せるようにしましょう。
1行 | 2行 | ||
T3 | 肺兪 | 魄戸 | 五神 肺の配当 |
T4 | 厥陰兪 | 膏肓 | 膏は心外膜のこと |
T5 | 心兪 | 神堂 | 五神 心の配当 |
T6 | 督兪 | 譩譆 | ※1 |
T7 | 膈兪 | 膈関 | 膈 |
T8 | なし | なし | |
T9 | 肝兪 | 魂門 | 五神 肝の配当 |
T10 | 胆兪 | 陽綱 | ※2 |
T11 | 脾兪 | 意舎 | 五神 脾の配当 |
T12 | 胃兪 | 胃倉 | 胃 |
L1 | 三焦兪 | 肓門 | 表裏の心包、膏肓に通じる |
L2 | 腎兪 | 志室 | 五神 腎の配当 |
L3 | 気海兪 | なし | ※1 |
L4 | 大腸兪 | なし | |
L5 | 関元兪 | なし | |
仙骨孔1 | 上髎 小腸兪 |
なし | |
仙骨孔2 | 次髎 膀胱兪 |
胞肓 | 胞=袋状の器官 ほうこうぼうこう |
仙骨孔3 | 中髎 中膂兪 |
なし | |
仙骨孔4 | 下髎 白環兪 |
秩辺 | 最も下 |
※1 督兪と譩譆、気海兪の隣
WHOが経穴を361穴に統一した際に、
膀胱経では、眉衝、督兪、気海兪、関元兪が加わったみたいです。
横並びの経穴と合わせてみてみると、
確かに督兪と譩譆は名前的には関連なさそうだし、
気海兪の隣から2行のツボがいったん途切れるので、
後からやってきたやつらに統一感がないのはなんか納得するものがあります。。
※2 陽綱
胆の隣感があんまりない陽綱。
私は胆と言ったら、熊の胆を胃腸薬として使っていたことを思い浮かべます。
今は絶滅危惧種ですが、昔は熊を狩ったら胆がとにかく高額で売れてたとのこと。
数ある腑のなかで、奇恒の腑でもあり、私たちが薬としても利用できるような精汁が含まれる胆は、まさに陽腑の綱だったのでは?!と想像しています。
関連性を理解して覚えましょう!
合陽 承筋 承山 飛揚 跗陽 崑崙 僕参
ひざ下の経穴です。
要穴が集中しているのでしっかりみていきましょう。
BL55 合陽 |
腓腹筋外側頭と 内側頭の間 膝窩横紋下方2寸 |
膀胱陽経の二支が 合うところ |
BL56 承筋 |
腓腹筋両筋腹の間 膝窩横紋の 下方5寸 |
承 受けて支える 筋 |
BL57 承山 |
腓腹筋筋腹と アキレス腱の 移行部 |
承 受けて支える 山 腓腹筋 |
BL58 飛揚 |
腓腹筋外側頭下縁 とアキレス腱の間 崑崙の上方7寸 |
腎経に飛ぶ ※膀胱経の絡穴 |
BL59 跗陽 |
腓骨と アキレス腱の間 崑崙の上方3寸 |
胆経と膀胱経(陽) の間につく ※陽蹻脈の郄穴 |
BL60 崑崙 |
外果尖と アキレス腱の間 |
外果が 崑崙山のごとし ※膀胱経の経火穴 |
BL61 僕参 |
崑崙の下方 踵骨外側 |
僕(しもべ) 参 へりくだり足をつく |
合陽、承筋、承山
骨度法で、外果尖~膝窩横紋までは16寸でした。
承山が、ちょうど半分の8寸のところにあります。
膝窩⇔合陽が2寸、合陽⇔承筋⇔承山の間隔は各3寸で、ちょうど8寸になりますね。
電車内の広告で照英が、営業で鍛えたこのヒラメ筋を見ろ!と言うCMが流れていた。
営業でこんくらいになれるのだろうか。 pic.twitter.com/bXblNZqpYb— 万年 (@mannenDJ) November 10, 2018
承山と聞くと、いつもこの綺麗なヒラメ筋を思い出してしまいます。笑
漢字の山が浮き上がっています。
人間は二足歩行なので、鍛えていない人でもつま先立ちするようにすると、筋肉が盛り上がってヒラメ筋の山が捉えられます。
その真ん中にできたくぼみが承山で、外果~膝窩の半分!と覚えましょう。
飛揚、跗陽、崑崙、僕参
承山までは下肢後面のど真ん中でしたが、
飛揚からは少し腓骨寄りになります。飛んでます。
飛揚は、ひち(7)ようで7寸を覚えています。他の経脈に飛ぶので絡穴です。
跗陽は、ふようのふに3が隠れている!で覚えています。
胃経にも漢字違いで不容というツボがあるので、その不容では使えないのが注意です。
奇経八脈に関するツボは別記事にてまとめています。
ひよう、ふよう、こんろん、ぼくしん、も口回りがいいのでそのまま順番を覚えています。。
崑崙は腎経の太渓の反対側にあり、腰痛に使ったり、下痢に使ったり、臨床的に大活躍なツボだったりします。
申脈 金門 京骨 束骨 足通谷 至陰
長かったですね。最後は足の経穴です。
位置は小腸経の手のツボを足に置き換えたようなところにあるんですけど、まだ頭の整理がおいついていなくて、随時追記します。
BL62 申脈 |
外果尖の直下 外果下縁と 踵骨の間 |
伸びる 陽蹻脈の起始 ※八脈交会穴 |
BL63 金門 |
外果前縁の遠位 立方骨下方 |
水を生ずる金 門 ※膀胱経の郄穴 |
BL64 京骨 |
第5中足骨粗面 遠位 |
京骨 中足骨後端 ※膀胱の原穴 |
BL65 束骨 |
第5中足骨 指節関節 近位 |
束骨 中足骨頭 ※膀胱経の兪木穴 |
BL66 足通谷 |
第5中足骨 指節関節 遠位 |
※膀胱経の榮水穴 |
BL67 至陰 |
末節骨外側 爪甲角の 近位外方1分 |
陰に至るところ ※膀胱経の井金穴 |
申脈は外くるぶしの真下に伸ばしてとるツボと覚えています。
腰痛や肩こりで後渓&申脈という八脈交会穴の組み合わせを使うのですが、申脈は刺しづらいから崑崙使うといいよ、と先生が言っていました。
金門は金メダリストだけが通れるすごい門!みたいなイメージで、強そうな撃退郄穴だ!と覚えています。
立方骨下方、とありますが、立方骨が関わるのはこの金門だけ。立方的な金塊の門!と覚えちゃいます。
京骨と束骨がややこしいですよね。こころなしか漢字も似ています。。
京骨 けいこつ げんけつ
束骨 そくこつ ゆもくけつ
で覚えています。。
足の太陽膀胱経 流注
足の太陽膀胱経は、手の太陽小腸経の脈気を受けて内眼角に起こり、
前頭部を上り、頭頂部で左右が交わる。
頭頂部(百会)で分かれる支脈は、耳の上に行き側頭部に広がる。
本経は頭頂部より入って脳につらなり、かえり出て分かれて項を下り、
肩甲骨の内側をめぐって、脊柱の両側、後正中線外方1寸5分を背部を経て、
腰部で脊柱起立筋を通り、腎を絡い、膀胱に属する。
本経は、腰から下って、仙骨の背面の中央を挟んで八膠をめぐり、 殿部(会陽・承扶)に至る。
さらに本経は、殿部から大腿部後面を下って、膝窩に入る。
後頚部で分かれたもう一本の支脈(膀胱経第2行線)は、脊柱の外方3寸の背部を下るり、殿部、大腿後外側を下り、
膝窩(委中)で本経と合流する。さらに下腿後面を下り、下腿後外側、外果後方を通って、足の第5趾外側を経て、その外側端に至り、足の少陰腎経につながる。
むちゃくちゃ長くて多いですよね。。
膀胱経は何をこんなに背負わされているんだろうという偏りっぷりで、ほかの臓腑に押し付けられてる感半端ないです。笑
ここで大事なのは、膀胱経は唯一横隔膜を貫通しない経脈であるということ。
脊柱起立筋を下りる、とあるので、膀胱経の1行線や2行線で足へ向かうということですね。
参考になれば幸いです!!
国家試験問題にチャレンジ
(はき第25回-102)[経絡経穴概論]
内眼角で接続するのは小腸経と膀胱経です。 寄って井穴の組み合わせだと少沢と至陰ですね。
(あ第22回-110)[経絡経穴概論]
小腸経の絡穴は支正です。 手関節背側横紋から5寸にあるので、正解は温溜です。
以上、参考になれば幸いです!!
他の経脈の覚え方はこちら↓
解剖経穴についてはこちら↓
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