足の厥陰肝経14穴の簡単な覚え方!語源イメージと語呂合わせで完璧!学生向け

足の厥陰肝経14穴。

覚えやすい区切りに分け、

語源と漢字の意味を知り、

ゴロ合わせに頼る

と覚えやすくなります。教科書は文字ばっかりでイメージしづらいですよね。にまとめてみます。ぜひ参考にしてみてください!

※作成中です。

足の厥陰肝経 覚え方

私の経穴の覚え方は、

覚えやすい区切りをつけ、区切りの中で語源などで経穴を覚えて、

何度も反復して流れを覚えてしまい、

印象が残りにくく、忘れやすい位置、重要なところをゴロ合わせなどで補足するようにしています。

👇参照記事

経穴の覚え方&勉強の仕方!読み・書き・位置を完璧にしたい鍼灸学生必見!│経絡経穴概論 試験対策

場所を示しつつ紹介していきたいと思います。

肝経は漢字のサンドイッチをヒントにして覚えます。

大敦 行間 太衝

LR1
大敦
足の第1指
爪甲角の外方1分
きくて
=厚い親指
肝経の井木穴
LR2
行間
第1・第2指間
みずかきの近位
足背動脈拍動部
足で
第1・第2指
肝経の榮火穴
LR3
太衝
第1・第2中足骨間
中足骨底接合部遠位
い=動脈拍動
きあげる
肝の原穴、肝経の兪土穴

足のツボ3穴です。


行間

と、大・太という漢字が使われるツボに行間がサンドイッチされているかのような並びですね。

太衝は足背動脈拍動部で、胃経の衝陽付近でもあります。太淵や太渓と同じく動脈拍動部かつ原穴、兪土穴ですね。

 

中封 蠡溝 中都

LR4
中封
前脛骨筋腱内側
の陥凹部
内果尖の前方
筋肉がじられている

肝経の経金穴
LR5
蠡溝
脛骨内側面の中央
内果尖の上方5寸
=木を噛む虫が
をつくるように
脈する
肝経の
LR6
中都
脛骨内側面の中央
内果尖の上方7寸
脛骨の
=集まる
肝経の郄穴

下肢のツボ3穴です。


蠡溝

と、という漢字にサンドイッチされる3穴組です。

蠡溝と中都は脛骨の上にとり、鍼を刺そうものなら脛骨にあたります。

 

蠡溝はれいこう、れい、5寸で覚えています。

木を噛む虫が作った溝、という名の通り、なので、覚えやすいです。

 

中封と中都の要穴がごっちゃになりそうですが、

、経穴。

穴、つくりがどちらも「

で覚えています。

膝関 曲泉

LR7
膝関
脛骨内側顆の下方
陰陵泉の後方1寸
膝関
LR8
曲泉
半腱・半膜様筋腱
内側の陥凹部
膝窩横紋の内側端
膝を
のような陥凹
肝経の合水穴

胆経で膝上にある膝陽関に、名前が似ている膝関

中都までは、脾経の前方を走っていたのに、急に膝関で脾経の後ろを走り始めます。

腕では厥陰心包経が前腕陰経の真ん中ラインを走っていること、

表裏の胆経が下肢陽経の真ん中ラインを走っていることから、

肝経が本来のルートである、脾経と腎経の間を走るのは膝関から。

「陰陵泉の後方1寸にとるのはどれか」という問題で膝関を選ばせる問題があましの国試に出ました。出たら不意打ちでビックリしそうですが、膝関は陰陵泉の後ろを通ります!

 

合水穴の曲泉

曲泉は唯一半膜様筋上にある経穴です。

半膜様筋は膝の内側につく筋肉です。

鵞足のゴロ、半腱様筋と半膜様筋の違いの覚え方!紛らわしい用語を簡単に解説!

上のブログに書いていますが、半膜様筋は半腱様筋よりも内側にあるため、

「幕ノ内」で覚えています。その半膜様筋にあるのが曲泉です。

陰包 足五里 陰廉

LR9
陰包
薄筋と縫工筋の間
膝蓋骨底の上方4寸
=股の内側
宮内の疾患を治す
LR10
足五里
気衝の下方3寸
動脈拍動部
五里に対する
の経穴
LR11
陰廉
気衝の下方2寸 =股の内側
=かたすみ

太もものツボ3穴です。


足五里

と、陰という字を使うツボにサンドイッチされていますね。

足五里は、胃経の気衝の下方3寸にあります。

急脈 章門 期門

LR12
急脈
恥骨結合上縁
と同じ高さ
前正中線
外方2寸5分

LR13
章門
第11肋骨端下縁 章=区切り
五臓の気が出入りする
脾の募穴、八会穴の臓会
LR14
期門
第6肋間
前正中線外方4寸
、360穴の終わり
肝の募穴

お腹のツボ3穴です。

ココはサンドイッチじゃないですが、章門期門はどちらも募穴なので、似た者がラストに二つある感じ。

 

章門の募穴で第11肋骨端下縁。

11と言えば・・膀胱経の背部兪穴、

が第11胸椎の棘突起下縁。

これは関連付けて覚えられますね!!

 

期門の覚え方ですが、「期」という文字の左下部分が漢数字の「六」に見えることと、

全正中線外方4寸のラインの上方には、そう、乳頭がありますね。

それらを組み合わせて覚えると行けます!!!

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足の厥陰肝経 流注

足の厥陰肝経は、足の少陽胆経の脈気を受けて足の第一指外側端に起こり、

足背、内果の前、下腿前内側を上り、脾経と交わり、膝窩内側、大腿内側に沿って、

陰毛の中に入り、生殖器をめぐって下腹に至り、側腹部を経て、胃を挟んで肝に属し、胆をまとう。

さらに、横隔膜を貫き季肋に広がり、食道・気管、喉頭、目系につらなり、額に出て、頭頂部(百会)で督脈と交わる。

目系から分かれた支脈は、頬の裏に下り、唇の内側をめぐる。

肝から分かれた支脈は、横隔膜を貫いて肺を通って、中焦に至り、手の太陰肺経とつながる。

国家試験問題にチャレンジ

(あ第14回-115)[経絡経穴概論]

Correct! Wrong!

以上、参考になれば幸いです!!

他の経脈の覚え方はこちら↓

解剖経穴についてはこちら↓

【解剖経穴一覧】経穴を筋肉名、神経名、血管名から逆引き検索!

 

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