「短気とはどういう意味?」
と東洋医学用語を聞かれたときに、分厚い教科書が手元にあればいいですが、スマホでサクッと調べたいけれど。
ネットの検索ではなかなか出てこないですよね。
「キレやすい」、という意味の「短気」が一般的であるため、
「息切れしやすい」という意味での「短気」の東洋医学用語の意味が知りたくても、
ネットではヒットしません。。
東洋医学用語の漢字、読みから、
辞書的に検索できるようにまとめてみました!!
東洋医学用語一覧と使い方
用語を検索
東洋医学用語検索用の表です。
用語 | かな | 意味 | 別名 | |
---|---|---|---|---|
噯気 | あいき | げっぷ | ||
阿欠 | あけつ | あくびのことで、口を大きく開けて深く吸うものをいう。 | ||
意 | い | 思考・推測・注意力・記憶などの精神活動のこと。 | ||
畏寒 | いかん | 寒がり。寒気を感じるが衣服や布団などで弾をとれば次第に寛解するもの。 | ||
易感冒 | いかんぼう | 風邪を引きやすい | ||
痿軟 | いなん | 舌体が軟弱で力がなく、動きが円滑でないもの。 | ||
飲 | いん | 水よりさらに濃密な状態で停留した水液。腹部・胸脇部・皮膚に停留することが多い | ||
陰虚潮熱 | いんきょちょうねつ | 陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなる。 | 夜間潮熱 骨蒸潮熱 | |
営気 | えいき | 後天の気のひとつで豊かな栄養分を持ち、血の一部として脈中に入り全身をめぐる | ||
衛気 | えき | 後天の気のひとつで全身にくまなく分布し、外邪の侵襲を防ぐ、皮毛を潤沢に保ち、肌肉・皮毛・臓腑などを温め、発汗を調整し、体温を一定に保つ | ||
疫癘 | えきれい | 強力な伝染性と流行性を持っている外邪のこと | ||
炎上 | えんじょう | 炎が上に向かって燃えるさま | ||
厭食 | えんしょく | 食べ物を嫌ったり、食べ物の臭いを嫌がるもので、食滞によるもの。 | 悪食 | |
嘔吐 | おうと | 嘔は声が出て物が出ないもの。吐は物が出て声が出ないものをいう。 | ||
悪寒 | おかん | 衣服や布団などで暖を取ってもなお寒く感じるもの | ||
悪寒発熱 | おかんはつねつ | 悪寒と発熱がともにあるもの | ||
悪食 | おしょく | 食べ物を嫌ったり、食べ物の臭いを嫌がるもので、食滞によるもの。 | 厭食 | |
悪熱 | おねつ | 熱がり、熱に耐えがたいものをいう。 | ||
悪風 | おふう | 外気に触れたり風にあたると軽い寒気を感じるが、風邪に当らなければ寒気を感じないため、風にあたるのを嫌うもの。 | ||
咳嗽 | がいそう | 咳 | ||
咳嗽 | がいそう | 咳は声が出て痰が出ないもの、嗽は痰が出て声が出ないもの | ||
稼穡 | かしょく | 土が農作物を育てるさま | ||
乾嘔 | かんおう | からえづき | ||
寒熱往来 | かんねつおうらい | 瘀関する時は発熱がなく、発熱する時は悪寒がなく、悪寒と発熱が交互にあられるもので、少陽病、半表半裏証の特徴 | ||
喜 | き | 喜ぶという情志で、気機を緩ませる | ||
気機 | きき | 気の昇、降、出、入の運動 | ||
吃逆 | きつぎゃく | しゃっくり | ||
気秘 | きひ | 気滞による便秘のことで、大便の形状が一定せず、曖気が頻繁に起こり、腹部や胸肋部の脹満感などを伴う | ||
肌膚甲錯 | きふこうさく | 鮫肌 | ||
九竅 | きゅうきょう | 眼、耳、鼻、口、前陰、後陰の9つの孔 | ||
恐 | きょう | 恐れるという情志で、気機を下降させる | ||
驚 | きょう | 驚くという情志で、気機の乱れを起こす | ||
狂言 | きょうげん | 見たこともないものを語り荒唐無稽な妄言をするものをいう。 | ||
強硬 | きょうこう | 舌体が硬直し硬く、動きが円滑でないもの、熱が盛んなものや痰湿の滞り、卒中の前兆で見られる | ||
頬部紅潮 | きょうぶこうちょう | 頬部のみの熱 | ||
曲直 | きょくちょく | 草木が日に向かって真っすぐに、また障害物を避けて曲がりながらも成長するさま | ||
虚秘 | きょひ | 気虚あるいは血虚・陰虚による便秘のこと | ||
筋余 | きんよ | 爪のこと | ||
経閉 | けいへい | 無月経 | ||
鶏鳴下痢 | けいめいげり | 鶏鳴時の下痢 | 五更泄瀉 | |
欠 | けつ | あくびのことで、口を大きく開けて深く吸うものをいう。 | ||
血の府 | けつのふ | 血脈、心臓と血管 | ||
血余 | けつよ | 髪のこと | ||
眩暈 | げんうん | めまい | 血虚 | |
原気 | げんき | 人体の最も根本的な気であり、生命活動の原動力となる。三焦を通って全身に分布する、人の成長や発育を促し、臓腑の生理活動を始動させ、生命活動の原動力となる | ||
元神の府 | げんしんのふ | 脳のこと | ||
槁 | こう | 枯れたようになること | ||
紅 | こう | 淡紅よりも赤みが強いもの | ||
絳 | こう | 紅よりも赤みが強いもの | ||
哮 | こう | 呼吸が慌ただしく喉から音が鳴るもの。痰湿の滞りが考えられる | ||
口渇 | こうかつ | 口、咽喉の乾きを自覚するもので、口内の乾きのみで飲水をあまり欲しないもの | ||
口乾 | こうかん | 口、咽喉の乾きを自覚するもので、飲水を欲するもの | ||
口苦 | こうく | 口の中に苦味を自覚するもの | ||
口酸 | こうさん | 口の中に酸味を自覚するもの | ||
口淡 | こうたん | 食べても味がしないもの | ||
口甜 | こうてん | 口の中に甘味を自覚し、粘るもの | ||
後天の気 | こうてんのき | 後天の精から化生した気で、後天の気は飲食物から得られるため水穀の気ともいう。 | ||
後天の精 | こうてんのせい | 脾胃の働きによって飲食物から後天的に得られ、水穀の精とも呼ばれる。一部は気血に化生され、全身の組織・器官にいきわたり、残りの一部は腎におさまり、絶えず腎精を補充している | ||
五更泄瀉 | ごこうせっしゃ | 夜明け前の五更の刻(午前3時から5時)に下痢するもの | 鶏鳴下痢 | |
五心煩熱 | ごしんはんねつ | 手足心熱に胸部の熱感や不快感が加わったもの | ||
骨蒸潮熱 | こつじょうちょうねつ | 陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなる。発熱が身体の奥深くから出てくるように感じる | 夜間潮熱 陰虚潮熱 | |
骨余 | こつよ | 歯のこと | ||
魂 | こん | 評価・判断などの精神活動のこと | ||
錯語 | さくご | 話が錯乱し、後に気づくものをいう、肝うつ気滞や心脾両虚が考えられる | ||
志 | し | 記憶を維持したり、思考を経験として蓄積するなどの精神活動のこと。 | ||
思 | し | 思う・考えるという情志で、気機を鬱結させる | ||
自汗 | じかん | 暑さや労働などに関わらず、汗が出やすいもので、動くとよりいっそう汗が出る | ||
衄血 | じくけつ | 鼻出血 | ||
四肢厥逆 | ししけつぎゃく | 肘膝まで冷えるもの | ||
四肢厥冷 | ししけつれい | 手足の冷えの事で、自覚的にも他覚的にも冷えるもの。手足だけ | ||
嗜睡 | しすい | 昼夜を問わず強い眠気があり、知らずに眠ってしまう。 | 嗜眠 | |
膩苔 | じたい | 顆粒が細かく緻密でねっとりとした苔が舌面にべったりと張り付き剥離しにくいもの | ||
湿 | しつ | 津液が生理的な機能を失い、全身に広がって停留した希薄な状態の水液。 | ||
湿温潮熱 | しつおんちょうねつ | 湿熱によるもので、午後に熱が強くなる | ||
矢気 | しっき | 放屁のこと。おなら | 失気 | |
失気 | しっき | 放屁のこと。おなら | 矢気 | |
嗜眠 | しみん | 昼夜を問わず強い眠気があり、知らずに眠ってしまう。 | 嗜睡 | |
瀉 | しゃ | 泄よりもさらに稀薄な水様便 | ||
邪気 | じゃき | 各種疾病の発病因子。 | ||
従革 | じゅうかく | 金属が人の手に従い加工されて形を変えるさま | ||
手足厥逆 | しゅそくけつぎゃく | 肘膝まで冷えるもの | ||
手足厥冷 | しゅそくけつれい | 手足の冷えの事で、自覚的にも他覚的にも冷えるもの。手足だけ | ||
手足心熱 | しゅそくしんねつ | 手掌と足底に熱感があるもの | ||
手足心熱 | しゅそくしんねつ | 掌、足底がともに、またはどちらか一方が熱を持つもの。 | ||
潤下 | じゅんか | 水が高きから低きへと流れ、潤すさま | ||
少気 | しょうき | 呼吸が静かで浅く微弱で音声に力がないものをいう。慢性的な虚証 | ||
消穀善飢 | しょうこくぜんき | 食欲が非常に旺盛で、腹いっぱいに食べても食後すぐに空腹感が起こるもの | ||
消痩 | しょうそう | やせた状態。 | ||
除中 | じょちゅう | 慢性病でほとんど食欲のないものが、突然暴飲暴食すること。脾胃の気が耐えようとしている現れ。臨終前の予兆 | ||
耳聾 | じろう | 難聴のことで、聴力に障害があるもの | ||
神 | しん | 身体活動および精神活動を統率、制御する機能の事 | ||
心悸 | しんき | 動悸 | ||
腎精 | じんせい | 腎に貯蔵された精 | ||
身熱不揚 | しんねつふよう | 体表に手を触れても最初はそれほど熱くないが、しばらくすると著しい熱を感じる | ||
腎の府 | じんのふ | 腰 | ||
水 | すい | 湿より濃密な状態で停留した水液。 | ||
髄海 | ずいかい | 脳のこと | ||
水穀の精 | すいこくのせい | 脾胃の働きによって飲食物から後天的に得られ、後天の精とも呼ばれる。一部は気血に化生され、全身の組織・器官にいきわたり、残りの一部は腎におさまり、絶えず腎精を補充している | ||
髄の府 | ずいのふ | 骨 | ||
正気 | せいき | 人体の生命機能の総称で、病邪から人体を守る機能(抵抗力、回復力)を指す。 | ||
精気 | せいき | 精そのもの。精および精から化生された気とを合わせて精気と呼ぶことがある | ||
清気 | せいき | 水穀の精微中にある軽く清らかな成分、あるいは体に必要な物質。「自然界の清気」と表現される場合は大気中の清浄な精微物質を意味する | ||
生殖の精 | せいしょくのせい | 生殖に関与する作用を持つ | ||
怔忡 | せいちゅう | 動悸が重症化した状態 | ||
泄 | せつ | 大便が稀薄で出たりとまったりするもの | ||
泄瀉 | せっしゃ | 下痢のこと。 | 腹瀉 | |
喘 | ぜん | 呼吸困難のこと。呼吸が短く切迫しているモノ。 | ||
譫語 | せんご | うわごと、言語錯乱のことをいう。高熱時などで意識がはっきりせず、語声が高く力があるが、話の筋は通らない。 | ||
先天の気 | せんてんのき | 先天の精から化生した気(原気)で生命活動の原動力 | ||
先天の精 | せんてんのせい | 先天的に父母から受け継いだ物質で、腎に貯えられ、人体の成長・発育の源となる | ||
顫動 | せんどう | 舌体が震えているもの、不随意に震えて自力では止められない。 | ||
宗気 | そうき | 後天の気のひとつで飲食物により得られる水穀の精微と呼吸により得られる自然界の清気とが合わさり、化生される。胸中に集まり、心肺の活動を支える | ||
嘈雑 | そうざつ | 胸やけ、胃の不快感 | ||
壮熱 | そうねつ | 高熱の身熱が続き、悪寒せず悪熱するものをいう。 | ||
痩薄 | そうはく | 舌体が痩せて小さく薄いもの。 | ||
臓腑の精 | ぞうふのせい | 臓腑の精は各臓腑を滋養するだけでなく、臓腑の気を化生し、その生理機能を維持している | ||
腠理の開闔 | そうりのかいごう | 皮膚の収縮と弛緩 | ||
飱泄 | そんせつ | 未消化便を排泄するもの | ||
帯下 | たいげ | おりもの | ||
太息 | たいそく | ためいき | 嘆息 | |
濁気 | だくき | 水穀の精微中にある重く濁った成分、あるいは体に不必要な物質。 | ||
痰 | たん | 湿・水・痰が凝集して、固形物に近い状態になったもの。 | ||
但寒不熱 | たんかんふねつ | 発熱や悪熱などの熱症状が見られるが、悪寒など寒症状がないものをいう。壮熱、長期微熱、潮熱に分けられる | ||
短気 | たんき | 息切れの事。呼吸数が多く、呼吸が短く途切れているものをいう。 | ||
嘆息 | たんそく | ためいき | 太息 | |
但熱不寒 | たんねつふかん | 畏寒や悪寒などの寒症状が見られるが、発熱など熱症状がないものをいう。 | ||
胝䐢 | ちしゅう | 熱く硬くなりシワとなること | ||
長期微熱 | ちょうきびねつ | 比較的長期にわたって起こる微熱。気虚や陰虚による発熱に見られる | ||
潮熱 | ちょうねつ | 潮の干満のように一定の時間帯に体温上昇あるいは熱感が強くなるもの。 | ||
腸鳴 | ちょうめい | 腹部でゴロゴロと音がするもの、中焦の陽虚や寒湿内停が考えられる | ||
脹悶 | ちょうもん | 張って苦しい | ||
鄭声 | ていせい | 同じうわごとを繰り返し発するものをいう。低く力がない声が途切れ、言葉にならない。虚証に属する | ||
天癸 | てんき | 生殖機能を促進する物質 | ||
怒 | ど | 怒るという情志で、気機を上昇させる | ||
盗汗 | とうかん | 寝汗のこと。睡眠中に汗を多く書き、目覚めると汗は止まるもの | ||
溏泄 | とうせつ | 大便がゆるく固形をなさず、泥上便を排泄するもの | ||
独語 | どくご | ひとりごとで、人が近づくと止まるものをいう。心気虚 | ||
嫩 | どん | 舌面のきめが細かく、舌体がはれぼったくて軟らかい感じがするもの。虚証で見られる | ||
呑酸 | どんさん | 酸っぱい水が胃から咽喉にこみ上がって咽喉が苦しくなり、嚥下すると収まる | ||
日哺潮熱 | にっぽちょうねつ | 陽明病に見られ、日哺の時間帯(午後3時~5時、陽気の経気が盛んになる時間帯)に体温上昇あるいは熱感が強くなる | ||
熱秘 | ねつひ | 実熱による便秘の事で強い乾燥便となり、顔面紅潮や口渇、口臭が伴う | ||
梅核気 | ばいかくき | 梅の種が詰まっているかのような異物感があるが、歯孔としても吐き出せず、飲み込もうとしても飲み込めないもの | ||
魄 | はく | 間隔・運動および情志などの精神活動のころ、 | ||
剥落 | はくらく | 舌苔が部分的あるいは全面的にはがれているモノ | ||
発熱 | はつねつ | 一定以上の体温上昇が見られるもの、あるいは体温上昇がなくとも全身もしくは身体の一部に熱感を自覚するもの | ||
煩躁 | はんそう | 体に煩わしい不快な熱感があること。また、不安感や気分が悶々とし落ち着かずに苦しむ状態。 | ||
悲 | ひ | 悲しむという情志で、気の消耗を起こす | ||
腹瀉 | ふくしゃ | 下痢のこと。 | 泄瀉 | |
腹鳴 | ふくめい | 腹部でゴロゴロと音がするもの、中焦の陽虚や寒湿内停が考えられる | ||
腐苔 | ふたい | 顆粒が粗大で厚みがあり、おからが積もったように舌面を多い剥離しやすいもの | ||
噴嚏 | ふんてい | くしゃみのこと。気機の失調により肺気が鼻に上衝したもの | ||
芒刺 | ぼうし | 舌面にとげ状の隆起が見られるもの。熱が盛んなもので見られる | ||
房事過多 | ぼうじかた | 性生活の乱れ | ||
崩漏 | ほうろう | 不正性器出血 | ||
目渋 | もくじゅう | 目の乾燥感や異物感があるもので、程度が強いものは目の痛みを伴う | ||
目赤 | もくせき | 目が充血し、赤いもの | ||
目昏 | もっこん | 目のかすみや視力減退のことで、物がはっきりと見えにくいもの。眼精疲労。 | ||
夜間潮熱 | やかんちょうねつ | 陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなる。 | 陰虚潮熱 骨蒸潮熱 | |
憂 | ゆう | 憂える・心配する。不安になるという情志で、気機を鬱滞させる | ||
陽萎 | ようい | 勃起不全 | ||
腰膝酸軟 | ようしつさんなん | 足腰のだるさ、軟弱化 | ||
癰腫 | ようしゅ | 急性化膿性疾患 | ||
陽明潮熱 | ようめいちょうねつ | 陽明病に見られ、日哺の時間帯(午後3時~5時、陽気の経気が盛んになる時間帯)に体温上昇あるいは熱感が強くなる | ||
余瀝 | よれき | 尿漏れ。排尿直後に尿の滴が漏れるもの。 | ||
懶言 | らんげん | ものうい話し方の事で、話すこともおっくうで面倒くさがる | ||
裏急後重 | りきゅうこうじゅう | 急な便意と残便感 | ||
裏急後重 | りきゅうこうじゅう | 急激な腹痛が起こり、頻繁に便意を催すが、排便によって解消されず、肛門部に押し迫ったような感覚をともなうもの。 | ||
癃閉 | りゅうへい | 尿が出にくく、スムーズに排尿できないものを癃、尿が出ないものを閉 | ||
冷秘 | れいひ | 陽虚による便秘のことで、大便はゆるく、腹部や四肢の冷えなどを伴う | ||
歪斜 | わいしゃ | 舌体が片側に偏り歪んでいるモノ、卒中の前兆でみられる |
漢字が読めないもの、入力して検索できないものがあっても、
例えば、懶言(らんげん)の懶が読めなくても、「言」を含む単語としてヒットさせることができます。
スマホだとちょっと小さくて使いづらいので横推奨です。が、ないよりはきっとマシ・・
東洋医学用語一覧
一覧はこちら。
あ行
噯気:あいき:げっぷ
阿欠:あけつ:あくびのことで、口を大きく開けて深く吸うものをいう。
意:い:思考・推測・注意力・記憶などの精神活動のこと。
畏寒:いかん:寒がり。寒気を感じるが衣服や布団などで弾をとれば次第に寛解するもの。
易感冒:いかんぼう:風邪を引きやすい
痿軟:いなん:舌体が軟弱で力がなく、動きが円滑でないもの。
飲:いん:水よりさらに濃密な状態で停留した水液。腹部・胸脇部・皮膚に停留することが多い
陰虚潮熱:いんきょちょうねつ:陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなる。
営気:えいき:後天の気のひとつで豊かな栄養分を持ち、血の一部として脈中に入り全身をめぐる
衛気:えき:後天の気のひとつで全身にくまなく分布し、外邪の侵襲を防ぐ、皮毛を潤沢に保ち、肌肉・皮毛・臓腑などを温め、発汗を調整し、体温を一定に保つ
疫癘:えきれい:強力な伝染性と流行性を持っている外邪のこと
炎上:えんじょう:炎が上に向かって燃えるさま
厭食:えんしょく:食べ物を嫌ったり、食べ物の臭いを嫌がるもので、食滞によるもの。
嘔吐:おうと:嘔は声が出て物が出ないもの。吐は物が出て声が出ないものをいう。
悪寒:おかん:衣服や布団などで暖を取ってもなお寒く感じるもの
悪寒発熱:おかんはつねつ:悪寒と発熱がともにあるもの
悪食:おしょく:食べ物を嫌ったり、食べ物の臭いを嫌がるもので、食滞によるもの。
悪熱:おねつ:熱がり、熱に耐えがたいものをいう。
悪風:おふう:外気に触れたり風にあたると軽い寒気を感じるが、風邪に当らなければ寒気を感じないため、風にあたるのを嫌うもの。
か行
咳嗽:がいそう:咳
咳嗽:がいそう:咳は声が出て痰が出ないもの、嗽は痰が出て声が出ないもの
稼穡:かしょく:土が農作物を育てるさま
乾嘔:かんおう:からえづき
寒熱往来:かんねつおうらい:瘀関する時は発熱がなく、発熱する時は悪寒がなく、悪寒と発熱が交互にあられるもので、少陽病、半表半裏証の特徴
喜:き:喜ぶという情志で、気機を緩ませる
気機:きき:気の昇、降、出、入の運動
吃逆:きつぎゃく:しゃっくり
気秘:きひ:気滞による便秘のことで、大便の形状が一定せず、曖気が頻繁に起こり、腹部や胸肋部の脹満感などを伴う
肌膚甲錯:きふこうさく:鮫肌
九竅:きゅうきょう:眼、耳、鼻、口、前陰、後陰の9つの孔
恐:きょう:恐れるという情志で、気機を下降させる
驚:きょう:驚くという情志で、気機の乱れを起こす
狂言:きょうげん:見たこともないものを語り荒唐無稽な妄言をするものをいう。
強硬:きょうこう:舌体が硬直し硬く、動きが円滑でないもの、熱が盛んなものや痰湿の滞り、卒中の前兆で見られる
頬部紅潮:きょうぶこうちょう:頬部のみの熱
曲直:きょくちょく:草木が日に向かって真っすぐに、また障害物を避けて曲がりながらも成長するさま
虚秘:きょひ:気虚あるいは血虚・陰虚による便秘のこと
筋余:きんよ:爪のこと
経閉:けいへい:無月経
鶏鳴下痢:けいめいげり:鶏鳴時の下痢
欠:けつ:あくびのことで、口を大きく開けて深く吸うものをいう。
血の府:けつのふ:血脈、心臓と血管
血余:けつよ:髪のこと
眩暈:げんうん:めまい
原気:げんき:人体の最も根本的な気であり、生命活動の原動力となる。三焦を通って全身に分布する、人の成長や発育を促し、臓腑の生理活動を始動させ、生命活動の原動力となる
元神の府:げんしんのふ:脳のこと
槁:こう:枯れたようになること
紅:こう:淡紅よりも赤みが強いもの
絳:こう:紅よりも赤みが強いもの
哮:こう:呼吸が慌ただしく喉から音が鳴るもの。痰湿の滞りが考えられる
口渇:こうかつ:口、咽喉の乾きを自覚するもので、口内の乾きのみで飲水をあまり欲しないもの
口乾:こうかん:口、咽喉の乾きを自覚するもので、飲水を欲するもの
口苦:こうく:口の中に苦味を自覚するもの
口酸:こうさん:口の中に酸味を自覚するもの
口淡:こうたん:食べても味がしないもの
口甜:こうてん:口の中に甘味を自覚し、粘るもの
後天の気:こうてんのき:後天の精から化生した気で、後天の気は飲食物から得られるため水穀の気ともいう。
後天の精:こうてんのせい:脾胃の働きによって飲食物から後天的に得られ、水穀の精とも呼ばれる。一部は気血に化生され、全身の組織・器官にいきわたり、残りの一部は腎におさまり、絶えず腎精を補充している
五更泄瀉:ごこうせっしゃ:夜明け前の五更の刻(午前3時から5時)に下痢するもの
五心煩熱:ごしんはんねつ:手足心熱に胸部の熱感や不快感が加わったもの
骨蒸潮熱:こつじょうちょうねつ:陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなる。発熱が身体の奥深くから出てくるように感じる
骨余:こつよ:歯のこと
魂:こん:評価・判断などの精神活動のこと
さ行
錯語:さくご:話が錯乱し、後に気づくものをいう、肝うつ気滞や心脾両虚が考えられる
志:し:記憶を維持したり、思考を経験として蓄積するなどの精神活動のこと。
思:し:思う・考えるという情志で、気機を鬱結させる
自汗:じかん:暑さや労働などに関わらず、汗が出やすいもので、動くとよりいっそう汗が出る
衄血:じくけつ:鼻出血
四肢厥逆:ししけつぎゃく:肘膝まで冷えるもの
四肢厥冷:ししけつれい:手足の冷えの事で、自覚的にも他覚的にも冷えるもの。手足だけ
嗜睡:しすい:昼夜を問わず強い眠気があり、知らずに眠ってしまう。
膩苔:じたい:顆粒が細かく緻密でねっとりとした苔が舌面にべったりと張り付き剥離しにくいもの
湿:しつ:津液が生理的な機能を失い、全身に広がって停留した希薄な状態の水液。
湿温潮熱:しつおんちょうねつ:湿熱によるもので、午後に熱が強くなる
矢気:しっき:放屁のこと。おなら
失気:しっき:放屁のこと。おなら
嗜眠:しみん:昼夜を問わず強い眠気があり、知らずに眠ってしまう。
瀉:しゃ:泄よりもさらに稀薄な水様便
邪気:じゃき:各種疾病の発病因子。
従革:じゅうかく:金属が人の手に従い加工されて形を変えるさま
手足厥逆:しゅそくけつぎゃく:肘膝まで冷えるもの
手足厥冷:しゅそくけつれい:手足の冷えの事で、自覚的にも他覚的にも冷えるもの。手足だけ
手足心熱:しゅそくしんねつ:手掌と足底に熱感があるもの
手足心熱:しゅそくしんねつ:掌、足底がともに、またはどちらか一方が熱を持つもの。
潤下:じゅんか:水が高きから低きへと流れ、潤すさま
少気:しょうき:呼吸が静かで浅く微弱で音声に力がないものをいう。慢性的な虚証
消穀善飢:しょうこくぜんき:食欲が非常に旺盛で、腹いっぱいに食べても食後すぐに空腹感が起こるもの
消痩:しょうそう:やせた状態。
除中:じょちゅう:慢性病でほとんど食欲のないものが、突然暴飲暴食すること。脾胃の気が耐えようとしている現れ。臨終前の予兆
耳聾:じろう:難聴のことで、聴力に障害があるもの
神:しん:身体活動および精神活動を統率、制御する機能の事
心悸:しんき:動悸
腎精:じんせい:腎に貯蔵された精
身熱不揚:しんねつふよう:体表に手を触れても最初はそれほど熱くないが、しばらくすると著しい熱を感じる
腎の府:じんのふ:腰
水:すい:湿より濃密な状態で停留した水液。
髄海:ずいかい:脳のこと
水穀の精:すいこくのせい:脾胃の働きによって飲食物から後天的に得られ、後天の精とも呼ばれる。一部は気血に化生され、全身の組織・器官にいきわたり、残りの一部は腎におさまり、絶えず腎精を補充している
髄の府:ずいのふ:骨
正気:せいき:人体の生命機能の総称で、病邪から人体を守る機能(抵抗力、回復力)を指す。
精気:せいき:精そのもの。精および精から化生された気とを合わせて精気と呼ぶことがある
清気:せいき:水穀の精微中にある軽く清らかな成分、あるいは体に必要な物質。「自然界の清気」と表現される場合は大気中の清浄な精微物質を意味する
生殖の精:せいしょくのせい:生殖に関与する作用を持つ
怔忡:せいちゅう:動悸が重症化した状態
泄:せつ:大便が稀薄で出たりとまったりするもの
泄瀉:せっしゃ:下痢のこと。
喘:ぜん:呼吸困難のこと。呼吸が短く切迫しているモノ。
譫語:せんご:うわごと、言語錯乱のことをいう。高熱時などで意識がはっきりせず、語声が高く力があるが、話の筋は通らない。
先天の気:せんてんのき:先天の精から化生した気(原気)で生命活動の原動力
先天の精:せんてんのせい:先天的に父母から受け継いだ物質で、腎に貯えられ、人体の成長・発育の源となる
顫動:せんどう:舌体が震えているもの、不随意に震えて自力では止められない。
宗気:そうき:後天の気のひとつで飲食物により得られる水穀の精微と呼吸により得られる自然界の清気とが合わさり、化生される。胸中に集まり、心肺の活動を支える
嘈雑:そうざつ:胸やけ、胃の不快感
壮熱:そうねつ:高熱の身熱が続き、悪寒せず悪熱するものをいう。
痩薄:そうはく:舌体が痩せて小さく薄いもの。
臓腑の精:ぞうふのせい:臓腑の精は各臓腑を滋養するだけでなく、臓腑の気を化生し、その生理機能を維持している
腠理の開闔:そうりのかいごう:皮膚の収縮と弛緩
飱泄:そんせつ:未消化便を排泄するもの
た行
帯下:たいげ:おりもの
太息:たいそく:ためいき
濁気:だくき:水穀の精微中にある重く濁った成分、あるいは体に不必要な物質。
痰:たん:湿・水・痰が凝集して、固形物に近い状態になったもの。
但寒不熱:たんかんふねつ:発熱や悪熱などの熱症状が見られるが、悪寒など寒症状がないものをいう。壮熱、長期微熱、潮熱に分けられる
短気:たんき:息切れの事。呼吸数が多く、呼吸が短く途切れているものをいう。
嘆息:たんそく:ためいき
但熱不寒:たんねつふかん:畏寒や悪寒などの寒症状が見られるが、発熱など熱症状がないものをいう。
胝䐢:ちしゅう:熱く硬くなりシワとなること
長期微熱:ちょうきびねつ:比較的長期にわたって起こる微熱。気虚や陰虚による発熱に見られる
潮熱:ちょうねつ:潮の干満のように一定の時間帯に体温上昇あるいは熱感が強くなるもの。
腸鳴:ちょうめい:腹部でゴロゴロと音がするもの、中焦の陽虚や寒湿内停が考えられる
脹悶:ちょうもん:張って苦しい
鄭声:ていせい:同じうわごとを繰り返し発するものをいう。低く力がない声が途切れ、言葉にならない。虚証に属する
天癸:てんき:生殖機能を促進する物質
怒:ど:怒るという情志で、気機を上昇させる
盗汗:とうかん:寝汗のこと。睡眠中に汗を多く書き、目覚めると汗は止まるもの
溏泄:とうせつ:大便がゆるく固形をなさず、泥上便を排泄するもの
独語:どくご:ひとりごとで、人が近づくと止まるものをいう。心気虚
嫩:どん:舌面のきめが細かく、舌体がはれぼったくて軟らかい感じがするもの。虚証で見られる
呑酸:どんさん:酸っぱい水が胃から咽喉にこみ上がって咽喉が苦しくなり、嚥下すると収まる
な行
日哺潮熱:にっぽちょうねつ:陽明病に見られ、日哺の時間帯(午後3時~5時、陽気の経気が盛んになる時間帯)に体温上昇あるいは熱感が強くなる
熱秘:ねつひ:実熱による便秘の事で強い乾燥便となり、顔面紅潮や口渇、口臭が伴う
は行
梅核気:ばいかくき:梅の種が詰まっているかのような異物感があるが、歯孔としても吐き出せず、飲み込もうとしても飲み込めないもの
魄:はく:間隔・運動および情志などの精神活動のころ、
剥落:はくらく:舌苔が部分的あるいは全面的にはがれているモノ
発熱:はつねつ:一定以上の体温上昇が見られるもの、あるいは体温上昇がなくとも全身もしくは身体の一部に熱感を自覚するもの
煩躁:はんそう:体に煩わしい不快な熱感があること。また、不安感や気分が悶々とし落ち着かずに苦しむ状態。
悲:ひ:悲しむという情志で、気の消耗を起こす
腹瀉:ふくしゃ:下痢のこと。
腹鳴:ふくめい:腹部でゴロゴロと音がするもの、中焦の陽虚や寒湿内停が考えられる
腐苔:ふたい:顆粒が粗大で厚みがあり、おからが積もったように舌面を多い剥離しやすいもの
噴嚏:ふんてい:くしゃみのこと。気機の失調により肺気が鼻に上衝したもの
芒刺:ぼうし:舌面にとげ状の隆起が見られるもの。熱が盛んなもので見られる
房事過多:ぼうじかた:性生活の乱れ
崩漏:ほうろう:不正性器出血
ま行
目渋:もくじゅう:目の乾燥感や異物感があるもので、程度が強いものは目の痛みを伴う
目赤:もくせき:目が充血し、赤いもの
目昏:もっこん:目のかすみや視力減退のことで、物がはっきりと見えにくいもの。眼精疲労。
や行
夜間潮熱:やかんちょうねつ:陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなる。
憂:ゆう:憂える・心配する。不安になるという情志で、気機を鬱滞させる
陽萎:ようい:勃起不全
腰膝酸軟:ようしつさんなん:足腰のだるさ、軟弱化
癰腫:ようしゅ:急性化膿性疾患
陽明潮熱:ようめいちょうねつ:陽明病に見られ、日哺の時間帯(午後3時~5時、陽気の経気が盛んになる時間帯)に体温上昇あるいは熱感が強くなる
余瀝:よれき:尿漏れ。排尿直後に尿の滴が漏れるもの。
ら行
懶言:らんげん:ものうい話し方の事で、話すこともおっくうで面倒くさがる
裏急後重:りきゅうこうじゅう:急な便意と残便感
裏急後重:りきゅうこうじゅう:急激な腹痛が起こり、頻繁に便意を催すが、排便によって解消されず、肛門部に押し迫ったような感覚をともなうもの。
癃閉:りゅうへい:尿が出にくく、スムーズに排尿できないものを癃、尿が出ないものを閉
冷秘:れいひ:陽虚による便秘のことで、大便はゆるく、腹部や四肢の冷えなどを伴う
歪斜:わいしゃ:舌体が片側に偏り歪んでいるモノ、卒中の前兆でみられる
私は2021年現在3年生なので、いわゆる新カリキュラムに準拠して、教科書でこれ難しい漢字だな、と思った用語について作成しています。
国試の勉強中ではあるので、今後「こんな用語知らん」と思った国試出題用語があれば随時追加していきます。
このサイトの表は教科書そのまま写しているので、
ブックマークなどしてぜひご活用ください!!
確認はしていますが、もし、間違いがあったり、見やすさ使いやすさについて改善すべきところがあればコメントお願いしますm(_ _)m
経穴の検索も作っています。
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