【ネタバレ有り】監察医朝顔2で学ぶ病気 第10話 全身強打、脳浮腫、狂犬病

上野樹里さん主演のドラマ監察医朝顔、2クール目からですが、見始めました。

病気を知らずとも知った気になり始めている鍼灸学生ともつぼです。

せっかくなので、勉強に役立つところをドラマとともに振り返りたいと思います。TVer止めながら観て書きました。

ネタバレを含むので、ご覧になってから、読んでください!!

10話 2021年1月18日放送

配管のメンテナンス中にビルの屋上から転落して亡くなった清掃員の男性。

人手が足りず、光子先生(志田未来さん)が執刀助手として解剖を行います!

全身強打

亡くなった男性。

死因は、全身強打による多臓器損傷でした。

転落時、安全ベルトが外れたのが転落の原因と考えられますが、

本人がベルトを外していたのを見た証言を裏付けるような解剖所見は見当たりません。

脳浮腫

朝顔先生は、この男性の遺体の脳浮腫を見つけます。

ウイルス性の感染症の際に、脳の表面の血管が拡張して充血している所見=脳浮腫が良く見られるのだとか。

光子先生は、解剖中にメスで指を切ってしまい、そのウイルスに自身もかかってしまったのではないか?とウイルスの解明が急がれました。

狂犬病

検査が終わり、亡くなった男性の血液検査から、ウイルスが特定されました。

それは、狂犬病

狂犬病とは
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極めて稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。

国立感染症研究所HPより

狂犬病の疑いが分かって早急に、光子先生はワクチンを打ちましたが、発症したら100%助からない感染症なだけに、衝撃が走ります。

亡くなった男性の同僚の証言でも、セブ島で野良犬と戯れている証言があり、そこで狂犬病にかかったことは間違いないようでした。

また、セブ島に行った後から、エアコンをつけると消せと怒鳴ったり、掃除当番を嫌がる証言があり、水や風を怖がる症状が出る狂犬病の症状と一致しました。

この男性、事故の時も雨を嫌がって逃げようとして、自分で安全ベルトを外し、転落してしまったようでした。

人から人への感染はないようですが、脳や脳脊髄液を触ってしまうとそのリスクはあるようで、光子先生が感染しているかどうかの検査も急がれます。

そして、結果は陰性。解剖のリスク、感染症の怖さが改めて分かる回でした!

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