【ネタバレ有り】監察医朝顔2で学ぶ病気 第5話 大腿動脈、睡眠薬過剰中毒

上野樹里さん主演のドラマ監察医朝顔、2クールからですが、見始めました。

病気を知らずとも知った気になり始めている鍼灸学生tmotsuboです。

せっかくなので、勉強に役立つところをドラマとともに振り返りたいと思います。TVer止めながら観て書きました。

ネタバレを含むので、ご覧になってから、読んでください!!

5話 2020年11月30日放送

興雲大学法医学教室にて。

強風で部屋のガラスが割れた破片が刺さって亡くなった30代男性の遺体の解剖です。

大腿動脈

就寝中強風で看板が飛んできて、窓ガラスを突き破ったと考えられました。

体中傷だらけで、太ももの大腿動脈が切れたのが致命傷になったようです。

大腿動脈が切れると止血できないくらい血が噴き出してしまうのですが、

太ももに刺さったガラスを自分の手で引き抜いたことにより血が噴き出し、失血死してしまったと考えられます。

が、事件性も否定できないことから、ガラス片と傷を照合することにします。

すると、胸の傷がガラス破片と一致しないことがわかり、現場で見つかったナイフと刺し傷が一致し、凶器であることが分かりました。

そして、ナイフとガラス、どちらが先にできた傷なのかを調べるために、

酵素の量を検査したところ、胸のナイフによる傷が先にできたと分かります。

ナイフの指紋から、元交際相手が犯行をおかしたことが分かりました。

睡眠薬過剰中毒

また、朝顔先生は東北にいます。

8年前に脳梗塞になってからずっと寝たきりだった70代女性の遺体が発見された現場へ呼ばれます。

死後2日くらいと考えられましたが、介護していた娘さんから通報があったのは今朝。

一日たってからの通報に不信感があり、解剖することにしました。

すると、胃の中から約30錠の睡眠薬がみつかり、過剰摂取による中毒が死因であると分かりました。

睡眠薬は誰が飲ませたのか。

それは、亡くなった女性本人が自ら。

薬を口に入れるのを見張っていた娘さんの目を盗んで、口に隠していたためにできた口内炎に、睡眠薬のかけらが見つかり、口に貯めて吐き出して、致死量の睡眠薬をためていたことが分かりました。

口内炎は、細菌による感染や、免疫力の低下などでできることもあれば、入れ歯や矯正具など、異物が当ってしまうことでもできてしまい、いつも口の中で貯める場所で、口内炎ができたと考えられました。

また、首元から睡眠薬と同じ成分が見つかり、吐き出した睡眠薬は枕元に置いておいたことが分かりました。

 

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