【ネタバレ有り】監察医朝顔2で学ぶ病気 第4話 軟凝血、首の索条痕、遷延性窒息

上野樹里さん主演のドラマ監察医朝顔、2クールからですが、見始めました。

病気を知らずとも知った気になり始めている鍼灸学生tmotsuboです。

せっかくなので、勉強に役立つところをドラマとともに振り返りたいと思います。TVer止めながら観て書きました。

ネタバレを含むので、ご覧になってから、読んでください!!

4話 2020年11月23日放送

マンションで24歳の女性の遺体が発見されます。

外傷はほとんどなく、頸部圧迫の痕があり、わずかな目の溢血点から、窒息死と分かりました。

溢血点とは
毛細血管の破綻によって生じるアズキ大以下の小出血。
それより大きいものは溢血斑という。窒息死の診断上,重要な症状とされる。
毛細血管内圧の上昇,低酸素あるいは無酸素状態による毛細血管壁の透過性の亢進,毛細血管壁の痙攣などが成因と考えられる。

ですが、部屋の中は鍵がかかっていて、密室でした。

詳しく、朝顔先生の解剖です!!

軟凝血

顔面にうっ血はなし。

頸部に薄い索条痕がありますが、ずいぶん古い手術痕。

甲状軟骨が骨折しているかも。相当強い力で締め付けられた。

心臓に軟凝血が混じっている

 

軟凝血とは。

頸を絞められて亡くなった場合、即死となり、心臓の血は固まらない。

でも女性の心臓血は亡くなるまでゆっくりと時間をかけて固まっていった。

軟凝血は病死の所見。

 

心臓は病死の所見ですが、頸を絞められた所見が外表にあるため、窒息死と考えられました。

頸の傷は手術した痕と分かり、手ではなく、非常に柔らかいもので首を絞められたのではないかと分かりました。

首の索条痕

容疑者として、付き合っていた男性が浮上しました。

また、姉によれば、亡くなった女性は首の傷を気にしており、どんな暑い日でも好きな人の前でもタートルネックを着て隠していたとのこと。

現場にはキャミソール姿で女性が倒れていましたが、

警察の捜査により、大家の指紋が見つかり、マスターキーで深夜下着泥棒に入ったことが分かりました。

ですが、大家が侵入した時には、タートルネック姿で首つりをしているのを見た、と証言しています。

 

大家が犯人で嘘をついているのか?事実だったとしたら服を脱がせたのは誰なのか?

 

朝顔先生が現場を再度確認し、何が起こったのかが分かりました。

まず、死因は頸部圧迫による窒息死。殺害したのは交際相手で、凶器は手芸用のリボン。

タートルネックの上から絞め、索条痕しか残らなかったようです。

そして自殺に見せかけ、合鍵で鍵を閉めて逃走。

大家はその後下着泥棒に入り、タートルネック姿での首つりを見たと証言しました。

遷延性窒息

その後、どうしてキャミソール姿で亡くなった状態で見つかったのか。

それは、頸を絞められたあとに、自分で脱いだから。

遷延性窒息という状態でした。

遷延性窒息とは
一度意識を失うが、息を吹き返して再び意識を取り戻し、
しかし、低酸素血症から高炭酸ガス血症になり脳細胞が壊死し、その後ゆっくりと死に至る窒息。

その後死に至るものの、一度息を吹き返すというのは驚きですね。。

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。