脂溶性ビタミン(D・A・K・E)の覚え方!働き、欠乏症も

鍼灸学生tmotsuboです。

脂溶性ビタミン。

効果、別名、欠乏症や過剰症など、覚えるカタカナがたくさんで大変です。

今回はビタミンについてにまとめ、

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家試験に出題された問題で力試ししてみてください。

鍼灸学生以外にも解剖学すべてを学ぶ学生さんのお役に立てれば幸いです!

脂溶性ビタミン

脂溶性ビタミンはこれDAKE

これDAKE!!

脂溶性ビタミンに共通しているのは、

脂肪組織や肝臓などに蓄積されて過剰症をおこすことがあることです。

そんな過剰症と別名は参考程度に載せましたが、覚えなくても大丈夫です。

欠乏症の方が良く問われるし大事です。

詳しく見ていきましょう。

ビタミンD

骨の形成に関わるビタミンD

腸でカルシウムを吸収するのを助け血中カルシウム濃度を高めます。

食品でも摂取できますが、日光に浴びることで皮膚で生成できます。

日光に当たると紫外線でダメージも食らいますが、ビタミンDが合成できるので、

日光のDamageで出来るビタミンD

と覚えています。

 

ちなみに、ビタミンDが多いと言われるキノコ類は日光に当てて干すと、

さらにビタミンDが増えると言われていますが、

シイタケだとビタミンDの含有量が30倍以上になるとか。


シイタケも日光浴で人間と同じくビタミンDが増えるんですね~

 

いまコロナでやたらと家にいることがよしとされている感じありますが、

日光に当たっていないと骨がもろくなったりするリスクが高まる、と言われています。

しかもビタミンDは免疫に関わり、気道の粘膜を丈夫にする役割があるとも言われているので、

コロナと闘うにしても必要な栄養素ですね。

そんなビタミンDが不足すると、小児でくる(佝僂)病、成人で骨軟化症を発症しますが、

アルプスの少女ハイジに出てくる車椅子の少女のクララはくる病、という説があるそうです。

産業革命で煙が立ちこみ、日光に当れなかったとか・・確かに色白なイメージあります。

佝僂(くる)というのは背中が丸まった人のことを言うそうで、

骨がもろくなった人は足がO脚になったり背中が丸まったり、くるくるしてしまうのかも・・しれないですね。

ビタミンDのまとめ

紫外線Damageで出来るビタミン

不足すると骨が柔らかくなりまるまるくる病・骨軟化症

ビタミンA

皮膚粘膜を健康に保ち、目で光を受容するロドプシンの生成に関わる、

ビタミンA

Aで粘膜に関わると言ったら、免疫グロブリンのひとつ、

IgAを私は思い出します。ビタミンAもIgAどちらも粘膜に関わるのは覚えやすいですね~

免疫グロブリンの種類について思い出せない方はこちらも↓↓

覚え方とゴロ!免疫グロブリンの種類(IgG、IgM、IgA、IgE、IgD)と特徴!

上の記事では、Aの先端?が粘液なり母乳なりを分泌するように見える~という覚え方で覚えました。

それと合わせて覚えておきたいですね。

ビタミンAの別名、レチノールの「レチナ」は網膜の意味があるそうで、目に関わるビタミンだというのが別名からも伝わってきます。

Aを横に倒すと目に見えなくも・・ない!という覚え方をしています。

光を感知するセンサーに関わるので、欠乏すると、夜盲症になります。

夜に目が見えないのは鳥類の特徴とのことで、鳥目ともいわれます。

肝油ドロップ、小学生の時めちゃくちゃに食べてましたが、

ビタミンDとAを気軽に取れるようにと開発されたものだとは知りませんでした。

脂溶性ビタミンのビタミンDとAは肝臓に貯蔵されるので、肝の油でビタミン補給して、

子どものビタミンD不足によるくる病予防と、ビタミンA不足による夜盲症予防のため、戦前から愛され続ける商品のようです。すごい~

ビタミンAのまとめ

粘液と目のビタミン

不足すると夜盲症に

ビタミンK

血液凝固に関わる、ビタミンK

血液凝KOと覚えています。

ビタミンKが血液凝固に関わる、というと肝臓の腫瘍マーカーPIVKA-Ⅱも思い出したいところです。

詳しくは↓↓

これだけ覚えよう!腫瘍マーカーの簡単な覚え方とゴロ合わせ!一覧も

血液凝固に関わるので、

血液をサラサラにするための薬と一緒にビタミンKを摂取するとサラサラでなく固めちゃうし、

不足すると凝固できなくて出血傾向になります。

「血が止まりにくくなる」あるいは「ささいな怪我でも出血しやすくなる」状態のことです。

出血K向ですね!!

ビタミンKのまとめ

血液凝KOのビタミン

不足すると出血K向に

ビタミンE

化作用のあるビタミンE

アンチEgingのEと覚えています。

最近はやり?のアーモンドミルクには「1日分のビタミンE」と表示されています。

注目のビタミンですね~

 

不足すると未熟児で溶血性貧血になるようです。

酸素を運んで酸素にさらされ続ける赤血球ですから、

ビタミンEの抗化作用によってバリアを張っているのかもしれません・・?

ビタミンEのまとめ

抗酸化アンチEgingのビタミン

不足すると溶血性貧血

国試にチャレンジ

(あ第29回-33)[病理学]

Correct! Wrong!

正解は出血傾向ですね。 口内炎はビタミンB2、B6、骨軟化はビタミンD、血管脆弱はビタミンCの欠乏症ですね。

(はき第29回-26)[生理学]

Correct! Wrong!

ビタミンCはコラーゲン生成に関与します。 脚気になるのはビタミンB1不足です。

(あ第25回-67)[臨床医学各論]

Correct! Wrong!

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