東洋医学キホンの病理!陰陽と気血津精の【虚実】をイメージで理解!東洋医学概論 勉強法

東洋医学概論、教科書だけではちょっと分かりにくくなってきている鍼灸学生tmotsuboです。

今回は陰陽 気血津精病証について。

関係をなんとかスッキリまとめてみました。

教科書は文字ばっかりで彩り少ないですよね。今回は五臓の生理についてにまとめてみます。

鍼灸・東洋医学を学ぶ学生さんのお役に立てれば幸いです!

虚と実

病証のキホンとして、まずはを見ていきます。

虚とは

身体にとって必要な精気の不足機能の低下を示す。

治療は不足を補う法。

実とは

邪気が旺盛である状態、生理物質が停滞した状態

治療は邪を取り去り停滞を解消する法。

すごく簡単に言えば、

凸が実凹が虚のような感じでイメージで、治療はその凸凹を均すような感覚で考えています。

※ちなみに、これは中医学的考え方らしく、
日本で生まれた経絡治療では、実の捉え方には停滞がありません。また、心の虚はないと考えたりします。
東洋医学概論は国際スタンダードな中医学をベースに教科書作ってるので、中医的な虚実をこのブログでは書いていきますね。

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陰陽キホン

教科書によれば、

人体におけるは、

固有の物質を表しているのではなく、

める、やす、かす、かにする
作用の方向性と大きさを表しています。

とは
血 津液 精 による滋潤作用の現れ。

陽を抑制(冷やす、静かにする)働き=寧静

とは
気による温煦推動作用の現れ。

陰を抑制(温める)陰液を動かす働き

体の中でが引っ張り合って、バランスを保っているようなイメージ・・で私はいます。

そしてそのバランスがとれた状態を健康ととらえます。

 

陰陽バランスを棒グラフで解説しているものが多いかと思いますが・・

天秤のほうが個人的に分かりやすいので天秤で解説していきます。

病証

病証は陰陽それぞれに虚実があります。

の増減、の増減だけなので、シンプルです。

順番に見ていきましょう。

陰虚陰盛陽虚陽盛
熱 部分的に表れるを補う治療をする
 全体的に表れるを瀉す治療をする
 部分的に表れるを補う治療をする
熱 全体に表れるを瀉す治療をする

東洋医学では、熱は熱でも、

陰液が少なくなって生じる熱を

外から入ってきた邪による熱を

というように、

と実の2種類があり、そのどちらなのかで治療を変える

というのが特徴です。虚寒、実寒も同様です。

 

風邪をひいて熱があったら、体温計で測って、を下げる薬を飲もう!と、

熱を数値で測ったり、ウイルスなどの感染症を特定するのが一般的な熱の捉え方ですが、

 

本人の体質や熱の表れ方など全体を診て判断するのが東洋医学の熱の捉え方です。

同じ熱でも、の場合は熱を取り去るような治療を行い、

の場合は熱を取り去ってはだめで、陰を補うべき!というのが難しいところです。。

その人に合わせるオーダーメイドな考え方で私は好きです。笑

図でイメージがついたら、教科書で詳細な特徴を確認してください!!

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気血津精キホン

気血津精がどうやって作られるか、

などについては別ブログでもまとめています。

五臓六腑の蔵象・生理作用の流れをアニメーション化で徹底解説│東洋医学概論 勉強法

適切に飲食物を摂取し五臓六腑が正しく機能して、必要な気血津精が保たれ。

それらが滞ることなくスムーズに運ばれ、過度に排出されたりもしない。

そんなバランスのとれた状態を健康と捉えます。

気血津精のの病証を「入」「出」でざっくり解説していきます。

病証

病証の虚実をイメージ化してみました。

虚証実証

「入」が少なく、「出」が多い

「入」が多く、「出」がスムーズではなく少ない
※精は虚になることはあっても実がない

東洋医学では、生理物質が適切に保たれていれば、それぞれがもつ機能を発揮でき、停滞することもない、と考えます。

そしてそのバランスが崩れた場合。

不足してになれば、
元気がなくなったり貧血になったり乾燥したりなど、
機能が低下した症状が出る

 

有余や停滞でとなれば、
ガスがたまったり青あざができたり浮腫んだり便秘になったり、
停滞した症状が出る

と考えます。

そして不足してるしているものを補う治療、停滞しているものを発散させたりスムーズにしたりする治療を行います。

 

東洋医学的な治療をするところに行くと、まず病院のような専門の科(内科とが眼科とか皮膚科とか)がなく、

問診表に項目がズラリとあって、体質や症状を詳しく書いたりするところが多かったりするのですが、

身体の何が、虚で実なのか・・を細かく診てくれて、話してるだけで不安な気持ちが解けていくので私は好きです。笑

こちらも詳細な説明は省くので、イメージができたら教科書で確認してください!!

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陰陽と気血津精の病理の関係性

それぞれで確認したあとで、教科書にある、最終形態のこの図。

を理解する必要があります。

複雑すぎ・・。理解するの無理ある・・

ということで、ちょっと流れを整理してみます。

 

まず、生理物質のうち、

どれがでどれがか。

が、あの図を理解するのに重要になってきます。

気だけ

動いて温める作用があるのでです。

気が減ると、気の温煦作用が低下するため、気虚が悪化したり慢性化したりすると陽虚(虚寒)になりやすくなります。

※ちなみに、血脈中を流れる営気的な気、血管外、体表をグイグイブンブン走る衛気は的な気、と言われます。ほかは知らん。

 

残りの血、津、精です。

気がないと動かない運ばれない、静かな成分で、潤したり冷やす作用があります。

液が減ると、陰液の冷やす作用が減るため、同じく悪化したり慢性化したりすると陰虚(虚熱)になりやすいです。

そして陰液が停滞すると、ほかの生理物質を停滞させやすくなります。

※私の考えですが、営気が含まれ陽的な心や肝に主に存在する血、サラサラな動きやすい津、ねばねば静かな液、陰中の陰の腎がため込んでほとんど動かない精、
の順に、陽的な陰液→陰的な陰液、な気がしています。。。

 

生理物質のが分かったところで、あの図を私なりにキレイにしてみました。

カラフルに。

そして、動かす。

文字送りが速いので適宜止めながら見てみてください。

この図は体で生理物質が不足したり停滞したりした時の波及と考え作成し、

陰盛・陽盛は邪によるもの、、と考え書いていません。。

 

熱は熱でも、がある、と先述していますが、

臓腑の失調などによる体内の邪である、内熱内火による3つの熱。

  • 肝火に代表される陽盛五志
  • 痰湿や血瘀などの病理産物が化火した湿熱、血熱などの邪鬱

のうちの一つが

外邪・六淫による熱が陽盛に該当し、です。

 

混乱しますね。ね。。。。

熱は虚熱か実熱!という考えでいた私、内生五邪のところでいっぱい熱が出てきて、訳わからん!!!となっていました。

熱にもいろんな熱があるんだ!!と思うだけで、理解が違ってきます。五臓の病理の理解にもつながるので、しっかり見ておきましょう。

 

以上、参考になれば幸いです!!

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