2019年秋某日の事、長野式治療を体験すべく鍼灸学生のともつぼが施術をやってもらいにいきました!
感想口コミレポートを書きます!
長野式治療とは?
長野式治療とは。
故・長野潔氏が創始した「長野式治療」は、西洋医学の知見、東洋医学の脈診・腹診などの手技を用いて、
病気を起こしている要因を探り、病人をまるごと診るという特徴をもっています。
臨床における“治すこと”に主眼をおいた東西折衷の治療法で、即効性・再現性・多様性があるため、
日本をはじめ、海外でも多く取り入れられています。
引用元:よく分かる長野式治療
長野式臨床研究会のHPによれば。
人間の体には本来、自然治癒力というものが備わっています。
これを阻害するものがあると病気が発症してきます。
この自然治癒力を妨げている要因を5つに分け、これを取り除くことによって治癒へと持っていきます。
それが鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、臨床家であった先代の長野潔が創り上げた治療法、長野式治療です。
この5つの要因とは、
1、免疫系 2、血管系 3、神経・内分泌系 4、筋肉系 5、気系です。
自然治癒力に注目、未病や予防医学というワードに目がない私からしたらめちゃくちゃカッコいいです。
私が知ったきっかけは、クラスメイトから。
先述の「よくわかる長野式治療」を持っているクラスメイトがいて、こんなのがあるんだな~と思って。
ちょうど長野式の入門セミナーがあったり、学校の先生に長野式を学んだ先生がいたりして、
SNSなどでも、「治る」「再現性がある」という評判が目につき、気になっていました。
ちょうど「長野式の鍼灸院いってみなよ」とある方に薦められてそのまま予約してみました。
個人でやっておられる院なので、ブログでは治療院名は控えます。
キイコスタイルなど派生した流派もありますが、長野潔先生の長野式ということは書いておきます。
治療を受けてみてどんなだったかの感想を書いてみます。
体験の感想!
今回行ってみたいな、と思ったのは、鍼灸学生として
- 長野式の特徴が知りたい
- 自然治癒力とは
というポイントでした。
実際に行ってみました!
- 問診票記入
- 脈診、腹診、火穴診など
- 刺鍼 全身足から頭まで
- 施灸
- うつ伏せで腰や首に刺鍼
以下、特に気になったところ、いいなと思った所を感想書いていきます。
東洋医学的であり西洋医学的
私の主訴は首の痛みでしたが、
脈を診たり、お腹を診たり、ツボを何か所か押されてどれが一番痛いかを伝えたり。
東洋医学的なアプローチが中心なのが驚きました。
ある程度治療の流れが決まっている経絡治療に似たものを感じました。
診られている中で、足裏や掌に汗をかきやすく、緊張しやすく自律神経が失調気味であること、
お腹にガスが溜まりやすいことを指摘され、まさに私はその通りだったのでびっくり。
そして治療穴も、手に刺したり、足に刺したり、頭に刺したり。
刺されたあと、直前に押されていたかったところが痛くなくなっていて。
「長野式」の理論と治療ってすごいのでは・・?と思いました。
体の中心部や主訴の近くというよりも、末端に近いところに刺していて、
鍼を打つ前に患者に圧痛を尋ねているのが特徴的であると感じました。
一連の流れが終わったからなのか、うつ伏せになった時は主訴の首の凝りのためにか、背骨中心に、かなり打たれました。
頚がストレートで腰もストレートだから全部真っすぐになっていて硬いねと言われ、
現代医学的解剖学的に鍼をうたれました。たぶん。
お灸もしてもらったのですが、気持ちよくて寝てしまい、そのあとの記憶があんまりなくて、、
今回、一人で行ったので、途中で寝たことにより自分に何が起こっているのか、あんまり分からず、感想は以上です、笑。
でも東洋と西洋の良いところどりをしつつ、一連の流れがあって決まった手順のある治療として成立していることにすごく興味をもったので、実は今長野式ちょっと勉強中です。(ちょっとだけ)
強いて挙げるなら
私は鍼灸院に行く際はなるべくその院の強みになる点と改善点を見つけて帰ろうとしているのですが、
強いて挙げるとすれば・・という点を挙げてみます。
で、私の状態ってどうなの?
途中で寝てしまったり終わってから細かく聞かなかったのも悪いのですが、
脈を診たり、お腹を診たり、色々診てもらって、
「あなたは今こういう状態で、治療にこれだけかかりますよ」
という話があったりするのかな~と期待していたのですが、特に解説がなく、
また気になるようなら来てくださいね。という感じでした。私が学生で、治療目的というより体験目的だったからかもしれませんが。
治療に時間がかかるのかどうかとか、そもそも通い続けたらよくなるのかどうかとか、自分の状態が分からないままだったなあ、という気持ちになりました。
一人で行くと寝てしまうから、誰かに見学してもらって根掘り葉掘りどういう意図でどうしてそこに鍼をしたのか、
脈はどうだから私はどんな状態なのか、などが知れたらよかったのかな~と、これ以降、なるべく見学可のところに行こう!と思った私です。
HPには書いてあったけど
今回行った治療院、個人のところではあったのですが、
HPには男性と女性二人でやっている雰囲気があって、常に疑心暗鬼な私は一人で行っても1対1ではないなと安心していったのですが、
実際その日は男性だけしかいなくて、ちょっと身構えてしまいました。
若干院内も薄暗かったので、眠れる暗さだな~というメリットを感じつつも、ちょっと怖いな、という気持ちは拭えませんでした。
無防備な姿になる鍼灸院で、男性一人のところに女性が行くときって色々気を使わなければなさそうだな、と感じました。
以上、色々感想を書いてみました。
自然治癒力に注目する長野式、鍼では適応外のような病気や疾患などにもアプローチできる可能性もあるみたいで、結構気になっていますが、一回の治療ではその魅力は計り知れませんでした。
他にも治療院へ行った体験レポートを書いていますので、ぜひご覧になってみてくださいね!
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