ブローカ&ウェルニッケの違いと失語症の覚え方!紛らわしい用語を簡単に解説!

鍼灸学生のともつぼです。

カタカナで似た機能で紛らわしい用語、覚えにくいですよね。

今回はブローカ中枢とウェルニッケ中枢の位置、その失語症の違いの覚え方をにまとめて解説します!

大脳皮質の機能局在

まず、大脳は右脳左脳に分かれていますが・・

左脳は言語、読み書き計算のような
論理的分析的な仕事をする

右脳では音楽絵画のような
非言語的直感的包括的な仕事をする

と機能が異なります。

 

・運動性言語中枢(ブローカ中枢)

・感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)

このブログで解説しようとしている二つの言語中枢があるのは、

論理的分析的な左脳です。

 

その、大脳左半球

運動性言語中枢(ブローカ中枢)は前頭葉にあり、

感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)は側頭葉にあります。

図もなにげに左側半球示してます。舌は味覚野、眼は視覚野、耳は聴覚野を指しています。

それぞれどこにあるかの覚え方をご紹介。

位置の覚え方

ブローカ
中枢
前頭葉 ローカ、んとうよう、うんう、
濁点がつくもの同士
ウェルニッケ
中枢
側頭葉 音を聞いて感じるところなので
耳の近くの側頭葉
聴覚野 側頭葉 耳の近くの側頭葉に聴覚野がある
味覚野 頭頂葉 覚野のじと
頂葉のたま
視覚野 後頭葉 後ろに目がついてるかの人はここで感知してる!と覚える

ぜひ参考にしてみてください。

失語症

前頭葉にある運動性言語中枢(ブローカ中枢)が壊れるとブローカ失語症。

側頭葉にある感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)が壊れるとウェルニッケ失語症。

となります。

 

Twitterでバズってたのが非常に分かりやすかったので引用します。掲載許可もいただきました。

ブローカ失語症では、顔や舌、喉を動かしたり、運動が出来なくなり、言葉を話せなくなります。

千尋の話す言葉の意味は理解してるけど、「あ・・あ・・」としか声が出なくて話せない、まさにカオナシ。

 

ローカが、うんう性と濁音繋がりのゴロで覚えておけば、

理解していても口が動かせない大人しいカオナシがブローカ失語症と繋げて覚えられます。

 

ウェルニッケ失語症は、言葉を発することができても、意味を理解することができないので、会話になりません。

単語を支離滅裂に発語はできても、本人意味を理解して発語していない、まさによくあるTwitterの混乱する図。

 

ローカ失語症がうんうと覚えておけば、

二大巨頭のもう一方のウェルニッケ失語症は、感覚性。

人の話を感じられない、理解できないのがウェルニッケです。

 

位置を覚え、機能を覚え、あのツイートが分かるとちょっと分かりやすく・・なりますね!

国試にチャレンジ

鍼灸あまし国家試験に実際に出た問題に挑戦してみましょう!

(はき第15回-39)[生理学]

Correct! Wrong!

ブローカ野が左半球前頭葉にあり、正解です。ウェルニッケ野は左半球側頭葉にあり、一次運動野は前頭葉中心前回にあり、味覚やは頭頂葉にあります。

(あ第28回-81)[リハビリテーション医学]

Correct! Wrong!

運動性失語症では言葉が浮かんでも話すことが出来ません。

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