鍼灸学生2年のともつぼです。
2年生後期の試験が終わり、なんと今回は全教科90点以上、100点3つという結果になりました!!
(いつもは80点台の教科が何か1つはあって、悲願の全教科90点以上です!)
平均点が80点台のものも多く、先生曰くそれなりに簡単なテストも多かったとのことですが、
私の定期テストの勉強法がもしかしていい方法なのかもしれないので、
これを読めば皆さんも同じ方法で勉強出来るように具体的にご紹介していきます!!
目次
過去問を見て戦略を練る
まず定期テストで重要になってくるのは、過去問。
国試とは違い、作成する先生が誰なのか生徒側は知っているので、
先生も一人の人間。問題の出し方に癖や傾向があります。
事前に先生自身が、「こんな風に出すよ」と言ってくれるパターンもあれば、
出題範囲しか分からなくて、過去問を数年分見て分かる傾向もあります。
過去問から分かる傾向としたら、例えば。
- 練習問題集や過去問に似た問題が出ているかどうか or 毎年オリジナル問題か。
- 記述問題か、語群選択か、○✕か、択一問題か。
- 教科書に則った内容か、応用問題も出るか。
などがあります。
試験範囲がハッキリしていて、練習問題や過去問を解いていれば十分対策できるのか。
細かくて深堀した問題が出てきて隅から隅まで見ておく必要があるのか。そもそも範囲が広いから時間がかかりそうか。
授業が分かりにくかったりして理解に時間がかかりそうだったり、内容が難しかったり覚えにくかったりするかどうか。
など、まずは過去問を見て難易度をはかります。
そして、その科目の重要度。
国家試験に出たり、他の科目にも関わる内容かどうかで重要度が変わります。
この難易度と重要度から、勉強時間を割くべき科目がどれなのかを考えます。
ざっくり分けるとこんな感じ。
過去問と出題範囲をみて、科目ごとに勉強にかける時間と深さ、優先度の戦略を立てることを、必ずやります。
上の図で言えば、優先度は赤→黄→青の順です。
ざっくり分けたら、この優先度の順にのっとって、勉強の時間配分をして、いよいよ実行に移します。
ちなみに、私が範囲を確認するのは大体試験本番の4~5週間前です。
ですが、授業を受けていて、「あ、これは間に合わんわ」とヤバさを感じた場合は、
6~8週間前には余裕を持って動き始めるなど、その期初めの授業でもらうカリキュラムをみつつ、授業の進捗を見つつ、はじめます。
弱点勉強・全テスト
範囲を確認して、勉強を時間を割くべき教科、優先度が分かったら、いよいよ勉強タイム。
頭に入れていきます。
私がやっている方法は、「弱点勉強・全テスト」です。
英語学習者、受験生、小学生~高校生の親御さん向けに、『最新研究からわかる 学習効率の高め方』という科学的学習法の本を書きました。
12万部のベストセラーとなった前著同様、大量の図とイラストを使ってわかりやすく解説しています。
第1巻をブログにて無料公開中。https://t.co/USwrH1E00m— ふろむだ@学習効率本Amazon総合1位 (@fromdusktildawn) October 4, 2020
この、無料で読めるふろむださんの学習効率本、ざっくり言えば
自分の「勉強やった感」は錯覚なことが多いから、科学的に効率のいい方法をやろうよ!
という事が書いてあります。
この本に、最も効率よく学習効果を出せる!と紹介されている勉強法が、
「弱点勉強・全テスト」
というやり方。私流に言い換えれば、
勉強は理解が及んでいないところを中心にやる&単語帳などのテストは覚えたところも含めて学習範囲全部をやる
という勉強法。
これを踏まえたうえでの、具体的な私のやり方は、
- 試験範囲の資料を読み進めつつ、覚えるべきところを単語帳アプリに入れていく
- 過去問や練習問題をやり、難しい問題や分からない問題を単語帳に入れる
- 忘れたころに単語帳をやり、弱点勉強
- テスト前までに単語帳がサクサク解けるまで繰り返す
です。
ちなみに私は専門学校入学当時からこの勉強法でやっていましたが、ふろむださんの学習効率本を読み「研究に裏付けられてるなら今後もこれで行こう!」と背中を押された人です。
詳しく見ていきましょう。
①試験範囲の資料を読み進めつつ、覚えるべきところを単語帳に入れていく
試験範囲がどこからどこまでで、過去問をなんとなく確認した3~4週間前。
試験範囲を読み進めていきつつ、授業中で重要!とか出るよ!と先生が言っていたところや、
覚えたいところ、なんとなく忘れそうなところ、理解が及んでないけど暗記はしておきたいところなど、
なるべく範囲全部を網羅するように単語帳アプリに入れていきます。
私の使っているアプリはこちら。
特に問題なく使えてます。
文字起こしアプリと単語帳アプリの組み合わせは強い pic.twitter.com/TjpV5Pcelr
— とも🏺鍼灸あまし学生ブロガー (@tmotsubo) September 3, 2019
ツイートの動画の通り、プリントとか教科書の文字を打ち込むのが地味にめんどくさいので、スキャンしてコピペして単語帳アプリに入れています。
具体的に、入れた単語帳をチラ見せ。これは東洋医学概論から。1年生の時作ったやつです。
最初に読むテキストが、表面、次に読むテキストが裏面です。
こういう感じで東洋医学概論なら東洋医学概論で科目ごとに単語帳を作っていきます。
教科書だったり授業資料から、出来るだけ用語の意味を確認したうえで、
図に書いてみたり表にして見たりゴロを作ってみたり理解もしつつ、単語帳を作っていきます。
時間がないときは理解を後回しにするときもあります。
理解よりも単語帳の完成を優先してまずは作っちゃいます。
②過去問や練習問題をやり、難しい問題や分からない問題を単語帳に入れる
一通り授業資料を確認したら、なるべく用語を確認したすぐの頭で、練習問題を解きます。
練習問題がない場合は、テストの過去問や国試で同じ範囲の過去問をやってもいいし、とにかく何かテスト形式のものをやります。
解いてみたら、難しい問題や分からない問題を単語帳に入れます。
練習問題から試験が出るよ、という場合は、量がそんなに多くなくて単語帳に入れる時間がそんなにかかりそうでないならば、全部入れたりもします。
①②までやると、ひと教科50~150枚くらい、単語カードがアプリに出来上がります。
試験範囲が例えば教科書の1章~4章だった場合は、
1章の授業範囲の用語確認→1章の練習問題、と1章①②→2章①②→・・と進めても問題ないです。
大体この作業に、のんびりやったとして私は全教科で1~2週間くらい要します。
③忘れたころに単語帳をやり、弱点勉強
単語帳が仕上がった所で、一旦放置です。他の教科の単語帳作成を進めたりします。
そして3日くらい、日を置いて、忘れた頃に、単語帳にチャレンジ。
私は、先述の単語帳アプリのランダム機能を使って、同じ教科のなかでランダムな順番で問題が出てくるようにしています。
プリントだと、問題の位置や順番などで答えを覚えてしまうこともあったりするので、ランダムに問われると・・
結構、忘れています。
本当にこの単語帳を作ったの私か・・?と疑っちゃうくらい、私は忘れています。
こんなとこまで単語帳にして問いかけるなよ・・と過去の自分の細かさ網羅さにも驚きます。
この細かさと、網羅さが単語帳で勉強することの強みです。
テスト勉強でノートを作る勉強もやったことがあるのですが、
私はノートを作ると満足しちゃって、覚えているという自覚があるにもかかわらず、いざ問題を解くと全く分からない。
理解の助けにはなっても、暗記の助けにはならないと思っています。
(高校生の時はノートに書けばそれでほぼ覚えてた気がするので切ないです・・)
そして、ノートをパラパラ~と赤字だけ、図のある所だけ、とか無意識に選んだところだけを見直してしまうので、網羅しきれない。
単語帳は作った分だけ全部見直せば、網羅できますよね。
優先度の高い教科は単語帳メイン、理解の手助けとしてのメモ書きとしてノートを使う、という方法で勉強しています。
そして、単語帳で全テストを行った後は、
分からなかった問題の、弱点勉強として、教科書や授業資料を見返したり、
ネットで語呂合わせがないか漁ったり、Twitterでこの単語の生きた使われ方ってなんだろな、と検索したりして、
勉強していない人に「それってなあに?」と聞かれたら披露できそうなウンチクを調べて知識を豊かにしつつ、
単語帳アプリのの答えの部分を追記します。
先述のこの問題が分からなかったとしたら、
「肝の疏泄」→「肝の疏泄、肝は気が旺盛で他の臓器へ気を巡らせる」
といったように、答えのカードに、理解に繋がるヒントを追記します。
4択問題も、ただ答えを暗記するだけじゃなくて、
どうして正しくて、どうして誤っているかを導けないと、似たような問題が出たら分からなくなりますよね。
腎の作用が思い出せなかったり、ややこしいなと感じたら、これも自分が答えを聞いた後に「なるほど~!」となるようなヒントを追記します。
そんなこんなで、単語帳50~150枚の2周目は、めちゃくちゃ時間がかかります。
忘れている問題や迷った選択肢が出るたびに、教科書を見直して単語帳の答えに追記していくからです。
単語帳を作成した時に理解する作業を飛ばしたとして、この2周目で自分の分かってない部分に嫌でも向き合い、なんとか解けるようにしていきます。
ついでにこの単語帳アプリ。
単語帳が100問あったとして、40問目とかで一旦中断して答えに追記しようとすると、
「続きからやる」を選択しても、またシャッフルされた状態でスタートして、
残り60問の中に、すでにやった40問が含まれたりするので、やった問題がまた出てきたり、やってない問題が出てこなかったりするんです。
なので、むしろ途中で中断したらまた最初からやる、をあえて私はやって、
100問できるまで何回も最初からやり直しているうちに、
教科書を見返す量が少なくなって、サクサク解けるようになってきたな、という変化を感じながら、2周目を終えます。
④テスト前までに単語帳がサクサク解けるまで繰り返す
作った単語帳を1周解くのに要する時間が短くなってきたら、
通学時間やトイレ休憩など、隙間時間を見つけては、ひたすら全テスト。
私は、③の過程で結構覚えられるので、③までやったあとは、
テスト前日とテスト当日の朝に高速で解いて、テストに臨んでいます。
単語帳の内容が、全範囲と自分の苦手な問題、理解するポイントを網羅しているので、
事前に確認するのはほぼ単語帳だけで済みます。ノートとかまとめるとすご~く大変ですが、
やる作業どの教科も同じでスマホでサクサク出来るので、超効率的だと私は思っています。
以上が私のテスト勉強の流れでした。
紹介したふろむださんの本が気になる方は下のリンクからチェックしてみてください。
ちなみにふろむださんの本のファンでもあって、珍しく読書感想ブログを過去に書いたりもしています。笑
国試につなげるために
テストが無事終了したら、それで終わりではありません。
定期テストの勉強を国家試験につなげるために、この単語帳は国試まで使い、
もう少しアウトプットして頭を整理します。
テストの復習が大事
テストでは自信のなかった問題に△、まったくわからなかった問題を✕とチェックしておいて、
テストが終わったら、それらの問題も単語帳に入れちゃいます。
そして、テストから1か月後など忘れたころや、1年生総まとめ確認テスト!などの前といったときに、単語帳をやり直します。
定期テスト対策の勉強は、国試対策としても使えるはずです。
活用しましょう!!
アウトプットしてまとめる
テスト勉強ではメインでやらなかった「ノートにまとめる作業」は、私の場合、ブログを使ったりしてテスト後にやっています。
なんでかというと、頭に入った状態で、素早くきれいにまとめたいから。
頭に入っていないのにノートにキレイにまとめようとすると私の場合は大抵失敗するので、
いきなりノートをまとめられる人は本当に尊敬します・・!!
そして、単語帳は暗記に効率的で、短期記憶になりがちでもあるので、
長期記憶にするために、繰り返し単語帳を解くことや、アウトプットをして定着につなげる必要があります。
テストが終わっても勉強は終わらないですね・・!
国試が終わっても鍼灸師は一生勉強の職業、とは言いますが、学んだことを少しずつ自分の糧にしていきましょう。
以上、私的超効率テスト勉強法をご紹介しました。
私はこのやり方が自分に合っていたのですが、
皆さんもやってみて、結果どうなるのか、、他にいい方法はあるのか。
よければコメントくださいね!
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