アンナチュラルで学ぶ病気 第1話 虚血性心疾患、急性腎不全、MERS

amazonプライムで石原さとみさん主演のアンナチュラルにハマり、

病気を知らずとも知った気になり始めている鍼灸学生tmotsuboです。

せっかくなので、勉強に役立つところをドラマとともに振り返りたいと思います。

ネタバレを含むので、ご覧になってから、読んでください!!

1話 名前のない毒

虚血性心疾患

息子が「突然死」し、その中でも最も多い、「虚血性心疾患」が死因だと診断され、死因に納得のいかない夫婦がUDIラボを訪れます。

松重豊さん演じる神倉さん曰く、

【虚血性心疾患】は、狭心症から心筋梗塞まで広く含まれ、言い換えれば、医者が最も書きやすい死因です。

と。

 

心不全と思われた死因が、ガス湯沸かし器の一酸化中毒だったという事件があったりして、

依頼した夫婦は、健康な息子が突然死するとは思えない、とUDIラボに解剖・死因究明を依頼したのでした。

 

そしてさっそく解剖のシーン。

「胸腔内の出血なし」

「大動脈解離ではないね」

「心嚢内出血なし」

「心肥大はなし」

「冠状動脈に硬化なし」

専門家か?ってくらい、石原さとみさん、ペラペラせりふが出てすごいです。何回か繰り返して聞きました。

解剖して、虚血性心疾患ではない、と結論されます。

急性腎不全

「腎臓全体のうっ血がひどいなあ」

「腎皮質が蒼白、髄質がうっ血」

「急性腎不全」「毒物?」

「クレアチニンの数値が3倍」

と、毒物かなにかによる腎不全では?と薬物検査をします。

 

結論、薬物による毒殺ではなく、

風邪の症状、中東への旅行、接触者が翌日突然死・・ということで、

MERSウイルスか?とPCR検査したところ、ビンゴ。

 

MERSウイルス

MERSによる免疫の過剰反応で急性腎不全を起こしたのが死因と確定します。

肺炎もあったはずだが、ご遺体の肺が腐敗していて肺炎が分からず、MERSウイルスの発見が遅れたことで、感染が拡大してしまいます。

まさに、2020年の今、新型コロナウイルスと同じことが起きていますね。。

中東旅行し、帰国した男性がまき散らしたとマスコミは騒ぎ立てるも、

真相は、男性が健康診断で訪れた病院の研究所から漏れ出したMERSに感染したということでした。

1話ということもあって、死因究明の難しさ、

そして死因を究明する割合が低い日本で起こり得そうな、

究明が遅れた場合・しなかった場合の最悪のケースが描かれていて、警鐘をならすかのような1話です。

 

こんな専門用語だらけのセリフをすらすら専門家かのごとく言える俳優女優さんたち、凄すぎます・・

自分も言えるように、勉強しなければ。

最後にかかる米津玄師さんのLemonもいいですね。

他の回も書いていきます!!

 

[box class=”box33″ title=”アンナチュラルで学ぶ病気”] 第1話 虚血性心疾患、急性腎不全、MERS
第2話 一酸化炭素中毒、凍死
第4話 くも膜下出血、外傷性椎骨動脈かい離
第5話 溺死、ドライドローニング、顔面反射
第6話 チアノーゼ、窒息死、感電死
第8話 焼死、急性硬膜外血腫、デンタルデータ
第9話 ボツリヌス菌、ギ酸、ホルマリン
※第3話、第7話は外傷なのでなし、最終回は裁判なのでなし
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