壮絶だった初めての出産からもう半年以上が過ぎ、もう少しで1年です。
ほんとうにあっという間です。
出産についてや、子育てしてみて感じたことを書いてみます。
破水から63時間後の出産
破水は突然、夜中でした。
当時、予定日カウントダウンあと1週間弱そこそこと迫っているものの。
健診では全然子宮口開いてないと言われていた私。
どんどん歩いて!とお医者さんに言われていました。
毎晩寝入っても夜中に起きるが常態化しており、その日も目覚めました。
トイレに向かうとうっすら拭いた紙が赤い。
少量っぽいし明日まで様子見かな・・と布団で横になってみるとじょろじょろ液体が漏れ出る。すべての括約筋全集中で閉めて頑張ってるのに出てくる。下着を見ると赤い。
これは寝ちゃいけんやつだと病院に電話し母を起こし送ってもらいます。
夜勤の助産師さんに破水を確認されるも子宮口はまだまだ開いていない。抗生剤点滴と出産間近のため入院開始となりました。
出来る限り促進剤を使わず自然な陣痛を待ちましょうということになったのですが、ここからが長かった・・・
子宮口の開きの進みが遅く、でも破水しているのでトイレに行くたびにじゃばじゃば出て、お腹がたまにギューッと痛くなって。
モニターで心音は取っているとはいえ、
こんなに水が出て赤ちゃんは大丈夫なのか・・
ここからいつ本番の痛みが来るのか・・
子宮口開いていないとは今何センチなのか・・
などなどと一人にされると悶々と考えてしまい寝れませんでした。
お腹が痛くなってきた~~!と思って看護師さんを呼ぶも、まだ全然ですよ、と言われる。
今度こそ痛む間隔短くなってきた~~!?いやいや、まだぜんぜんなので痛み止め打って寝ますか?などとを繰り返し、破水後格闘することまる2日半。
今日中には生まれるかもとお医者さんに言われ、夫を呼び、来たところでほんとのほんとの本番じゃという痛みがやってきて、そこからは必死で。産みました。
寝ようと思うも痛みがちょこちょこあるので寝れなかったので、ほぼ二徹で産む。国試本番もいろいろあって二徹だったナあ・・
田舎なので無痛分娩やってる病院はなく、当然のように自然分娩だったのですが。
出産の痛みは確かに叫ぶほどでしたが、波があるので痛くない時につかの間休めるのでなんとか乗り切れるくらい・・だった気がします。
助産師さんや夫がたくさん声をかけてくれたのが心強かったので頑張れました。
赤ちゃん、ほんとうに出てきてすぐおぎゃおぎゃ全力で泣いていました。それでいてすぐ抱かせてくれて。それは忘れられない。感動。
妊娠初期からずっとあった唾液つわり、出産入院中も当日朝までは出てた気がします。翌日くらいまでうっすらありましたが、いつの間にか消えてました。
産まれてきて初めて知った赤ちゃんの生態
無事生まれたと思ったのもつかの間、育児始まり。
私の場合二徹状態だったからか出産当日は寝させてもらえました。軽く助産師さんに「今日は休んで明日から授乳ね」と言われていました。
妊娠前や妊娠中には赤ちゃんとの生活の準備として、本を読んだり、ママさんの話をかいつまんで聞いたりしていました。
でも実際赤ちゃんを目の前にしたら色々知らないことたくさーん!
助産師さん毎日家にいてくれ~
と思いました。書いていきます。
授乳三時間おきの意味を知らなかった
いきなり知らなかったというより勘違いしていたことなのですが・・
産まれて間もない頃は授乳が三時間おきと事前に知っていた私。
三時間あったら寝たり自分の時間とれたりもするんじゃないかと思っていました。
授乳は出産翌日から始まりました。
私の産んだ病院は母子別室、母乳メイン。赤ちゃんの様子に応じてミルクで補っていました。
三時間おき、、
それは、授乳スタートから授乳スタートまでが三時間。
授乳が午前9時スタートだとすると、次の授乳は正午です。
授乳午前9時スタートとして。
育児初心者がおむつを替えて、母乳初めて飲む子と初めて吸わせる親で母乳10分ずつ左右計20分ずつ吸わせて、母乳だけじゃ足りてない分をカップでミルク飲ませるけどこれがまた難しくて。こぼしたらお着換えさせたり、授乳終えたらおむつが濡れてたりして変えたりとなんだかんだで1時間ちょっとは授乳タイムあります。
10時に授乳タイムがやっとこさ終了したとして、正午まであと2時間。それが自由時間。
授乳終了後から3時間のつもりでいた私。ビビったものの、最初は寝たのもあり元気なので何か出来そう、と余裕ぶって。
最初の授乳タイム後に助産師さんに言われたアドバイスを育児アプリに入力とかして記録をとっておこうとか、
名前本決定してないので考えよう、とか、家族にいろいろ連絡しようとか、過ごしていてあっという間に次の授乳時間、の繰り返しでした。
なんと、この3時間おき授乳、新生児といわれる1か月間はほぼエンドレスで続けたほうがいいそうなのですが、それも知らず。
初日午前9時スタートした授乳、うまくいけば次は正午、その次は15時、またその次は18時、21時。
恐ろしいのは、その次は日付の変わる0時、その次は夜中の3時、朝になって6時、また9時・・とエンドレスです。
産後のママは休ませてあげよう、ではなく、母乳が出るようになるためには頻回授乳が大事、という考えのもと、容赦なく起こされます。
赤ちゃんも機械ではないので、正確に3時間後まで持つかというと、たいてい早めに腹が減ったと大泣きするので呼びだしがあります。
しかも入院生活、母子別室とはいえ、差額払わない限り4人部屋。満室でした。
自分の授乳が終わり、さあ2時間しかない今のうちに寝るぞとベッドに入るもしばらくしたら、看護師さんの足音が聞こえて、同室の別のママが呼ばれます。
4人のママが別々の時間に呼ばれるので、その度に呼ばれた音や生活音で目覚めます。
というか、たぶん赤ちゃんの泣き声で起きないといけないという本能が働いているので、ちょっとした生活音がしたら眠れない。
産後入院5日間くらい、横にはなったものの脳が目覚めていてほぼほぼ寝れず、退院するころにはすっかり高血圧になっていました。
家に帰っても、初めての赤ちゃんと24時間同じ時間を過ごして目が離せない、起きて泣いていたらもちろん寝れないし、静かに寝ていたら寝ていたらで生きてるか心配で様子見ちゃう・・というので。
人間ってこんなに細切れ睡眠でも生きてけるんだってくらい細切れ睡眠生活が続きました。
赤ちゃんのお世話が大変ってこういうこと!と思いました。
赤ちゃんのうんちを知らなかった
赤ちゃんは自分でトイレに行けるわけではないのでもちろんおむつです。
そして最初は母乳かミルクしか口に入れないので、、排泄物・・うんちもけっこうな水分です。
そう、まるでからし酢味噌。
富山名産のホタルイカ食べながら、赤ちゃんのうんちやこれは。。と思ってました。
離乳食が始まる前くらいまでのうんちは基本ベッタベタにお尻全体についてて。
しかもブリュリュリュ!と立派に音がします。時に盛大に漏れます。
かわいくないのでビビりました。
お尻拭くのがとにかく大変。手にもたくさんつくと思います。
わが子のうんち手に付くリスクあってもキレイにしてあげられない人は親出来ないなと思いましたね・・。
うんち、かわいくなくてビックリするんですけど、出ると嬉しいので好きです。
成長を知らなかった
赤ちゃん、一歳には立って歩きはじめている・・と事前に知っていたものの。
日々成長スピードにビビりまくりです。昨日できなかったこと今日もう何回も出来るようになってるやん、の繰り返しの毎日。
昨日はこうしたらすんなり寝たのに、今日は寝ないの何故?!とかも日常です。
1ヶ月単位・・というかもはや1週間単位、毎日。劇的に進化するから調べて対策しての繰り返しです。
おむつ替え、寝かしつけ、服の種類、哺乳瓶の消毒、夜の寝返り対策、お座りしたら頭ゴチン対策、動き出したらベビーフェンス置いてみたり。離乳食の準備も硬さや大きさに段階があって・・
クリアした、慣れてきた、と思ったらまた知らない壁、の連続です。
育児の知識もスキルももっと事前に実践する場があった方がいいなという思いと、いや実際赤ちゃんと過ごしてみるまで分からんな、というのと、どっちも思いました。
クレヨンしんちゃんのはいはいするひまわり。
ハイハイする時期はなんと人生のうちでも三か月くらいだけのようで。。
アニメみたくずっとハイハイしてません・・赤ちゃん。
ひまわりをイメージしちゃあかんと思いました。
育児アイテムはすごい!
文明がどれだけ進化して便利になっても、赤ちゃんは進化しないから、アナログな世話がどうしても必要です。
買ったとて便利だろうけど使うの2ヶ月くらいだろっていうので買わずに終わったものも結構ありますが、育児アイテム色々すごい。西松屋はほんとうにすごい。
とにかく毎日目まぐるしいです。
自分の子しか可愛くなくなってくる!
そんなこんなで大変な毎日すぎるんですが、幸い夫もかなり手足のように動いてくれるし、
実家暮らしが続いているので、親には食事とか洗濯とか大人の世話を頼めるし(赤ちゃんの世話は膝が怪しくて30分が限度)、
楽しくも忙しく育児生活送っていて、鍼灸師どころじゃないというか、育休取れるような事前準備は必要だったなとあとから後悔することもあります。
でも赤ちゃんはとにかく毎日可愛い。
可愛すぎてあやしながら歌って作詞作曲しちゃってるし、人の子を見てもうちの子の方が可愛いわねとか思っちゃいます。
子どもが出来ると女性ってみんなママになって子供中心だなあ、、と子供がいないときは思っていたのですが、
だってそれくらいずっと子どもって手が離せないんですよね。自分もあっという間にそうなりました。
こどもがいてもいい雰囲気のお店とドライブスルーは最強だな・・と思うし、
子どもの事故とかのニュースを見るとほんとうに心が痛むし、
日常会話で子供の話題を避けることは難しいなと思います。
、、とまだまだ育児に悪戦苦闘中ですが、鍼灸師としてもそろそろ始動したく。
きたる8月9日にお知らせがあります~
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