鍼灸学生のともつぼです。
カタカナで似た機能で紛らわしい用語、覚えにくいですよね。
エクリン腺とアポクリン戦の違いの覚え方をカラフルにまとめて解説します!
皮膚腺
皮膚腺には、汗腺、脂腺、乳腺があります。
汗腺に、エクリン腺とアポクリン腺があり、乳腺は汗腺が変化したものです。
名前だけだと、腺腺クリンクリン紛らわしいですね。
大きさや分布の違い
エクリン腺は別名小汗腺。
全身にあり、体温調節に関わります。
アポクリン腺は別名大汗腺。
動物の芳香腺が変化したとされ、腋窩や耳、乳輪や陰部など大人になったら色々変化があるところにあり、成長期に分泌が盛んになり、フェロモンも出したりします。
運動した後や辛い物を食べた後に出てくる汗がエクリン腺から、
独特な臭いを発する汗(いわゆるワキガ)が、アポクリン腺から、ということです。
ちなみにワキガかどうかを知るためには耳垢が湿っているかどうかで判別できたりしますが、
ワキガな人の耳垢はアポクリン腺の分泌物によって湿るから、と言われています。
覚え方
エクリン腺とアポクリン腺、どっちがどっちだったか私は紛らわしくなるのですが、覚え方。
私は幼い頃観たトリビアで覚えています。
今日は「#ニオイの日」「二(2)オ(0)イ(1)」の語呂合せ。
で、懐かしいトリビアを一つ。中世ヨーロッパでは、女性が男性に告白する際に脇の臭いを染みこませたリンゴを渡す習慣があり、男性がそのリンゴをかじれば告白成功となったとか。昔、歌舞伎町にそんなテイストのお店があったような…#記念日 pic.twitter.com/OfUY5mXZc7— 三和交通/東京・荒川区【kmグループ】 (@sanwataxi) January 31, 2019
脇の臭いを、あっぽー🍎に染み込ませて告白する、という中世ヨーロッパの風習。
小中学生の時とかにこれを見た私はいろんな意味で衝撃的過ぎて、今でも記憶に残っているトリビアのうちの一つなのですが、
あっぽー🍎に染み込ませるのがアポクリン腺の分泌物・・!と覚えてます。。
分泌の違い
エクリン分泌をするのが、エクリン腺。
アポクリン分泌をするのが、アポクリン腺、という風に、これらの名前の由来は分泌の違いです。
これも押さえておきましょう!
開口分泌
ゴルジ装置で作られた分泌顆粒が細胞膜直下に移動し、分泌物を包む膜が細胞膜と癒合して内容物を放出するのが、
開口分泌です。
パックン的な。。細胞に口が開いたように一瞬凹むから開口分泌なのでしょう。
(調べてみたところ、エクリン分泌をするのがエクリン汗腺で、開口分泌の例がエクリン汗腺と出てくるのですが、
開口分泌(エキソサイトーシス)とエクリン分泌は厳密にいうとイコールじゃないみたいなんですけど、
専門家じゃないのでイコールのイメージでもいいかな・・と思います。。)
アポクリン分泌
細胞の表面近くに分泌物が集まり、風船のように表面に向かって膨らんで、ついには細胞質の一部と共にちぎれて分泌されるのが、
アポクリン分泌(離出分泌)で、アポクリン汗腺と乳腺に見られます。またフェロモン出そうな部分同士って感じで、途中乳頭っぽい図になる瞬間があります。
ホロクリン分泌
細胞内部が作った分泌物で充満し、やがて変性に陥り、細胞全体がそのまま分泌物となり放出されるのを
ホロクリン分泌(全分泌)といい、脂腺に見られます。
脂は水に溶けないので、アブラマシマシに溜まったら、一気に全部ベタっと分泌するのかなあってイメージでいます。。
国試にチャレンジ
鍼灸あまし国家試験に実際に出た問題に挑戦してみましょう!
(はき第18回-36)[生理学]
体温調節に関わるのはエクリン腺ですね。
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