鍼灸学生tmotsuboです。
鍼の長さや太さ。
慣れないうちはどの長さや太さが何寸で何番なのかが分かりません。
今回はそんな鍼についてカラフルにまとめてみます。
また、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家試験に出題された問題で力試ししてみてください。
長さを表す寸
鍼の部位の名前がこれ。
この、鍼体(穂)の長さを表す単位が、「寸」です。
国試などの問題で出題されるのは「1寸3分」表記ですが、それを鍼灸師は寸3と呼び、
「1寸6分」は寸6と呼んでいます。
私の学校ははりきゅう理論が2年生の後期と3年生の前期で習うので、
1年生の頃、実技の授業で「寸3の鍼持ってきてね」と言われてもハテナだったし、
外部のセミナーで「寸6-3番の鍼を持ってきてください」などと言われても、どれやねん・・?でした。
1寸3分と呼べばいいのに・・最初はえっ?!ってなった私です。
国家試験が終わると通称を使うのがメインになるので、どちらも正しく覚えておきましょう。
ちなみに、「分」の意味は、
特に、一寸・一割・一文(もん)の十分の一。また、一両の四分の一。
つまり、正確には1寸3分は39㎜、1寸6分は48㎜になり。
実際にその長さの鍼も売られています。
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ですが、国家試験教科書的には、アバウトに、
3分の1を3分、6分の1を6分、と考えて、
それらが3で割れるキレイな数字になるように、
1寸が30㎜、1寸3分が40㎜、1寸6分は50㎜
と考えて覚えておきましょう。
ちなみに、骨度法でも「寸」は出てきますが、
骨度法だと、親指👍の横の長さが一寸。
それを起源に、一寸は3.0303…cm。
鍼はそれをもとに一寸30mm。寸の使い分けして欲しい〜 pic.twitter.com/NqDPvaGVYJ
— とも🏺鍼灸あまし学生ブロガー (@tmotsubo) July 17, 2019
骨度法の1寸は全然、3㎝もないですよね。
身体の大きさを表す単位として生まれた「寸」が、身体の長さを正確に表す尺度ではなく、
鍼の長さを表す単位として残っているのが謎すぎますが、混同しない様にしてください!
太さ細さを表す番
鍼の太さ細さを表す単位は、「番」です。
表はセイリンの鍼柄カラーにしてみました。
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色で太さの見分けが出来るのは便利ですよね。
よく、「鍼は髪の毛より細い」なんて聞きますが、
日本人の髪の太さの平均は0.08ミリらしいけど、鍼の太さは良く使われてる3番で0.20ミリで、最細?で03番の0.10ミリ・・?
髪の毛より細い鍼、てよく聞くような気がするけど、そうとは言い切れない?!https://t.co/tnawDqAOqq— とも🏺鍼灸あまし学生ブロガー (@tmotsubo) January 20, 2021
そんなことない・・かもしれないです。
覚えておくべきは、3番が0.20㎜。
あとは番手が変われば0.02㎜ずつ変わるので、、一次方程式みたいな式になりそうです。
なぜ1番が0.16㎜なんだろう・・とかも考え始めたんですが、
鍼を作る職人さんがそれ以下の細さは難しくて、
一番細かったのがその細さだったのかなあ~と想像しています。
1番より細い鍼の番手は、私調べだと、
セイリンだと、
1番→01番→02番→03番と細くなっていきます。
ユニコ、山正だと、
1番→0番→00番と細くなっていきます。
色んな鍼に触れて慣れて、覚えていきましょう!!
国家試験問題にチャレンジ
(はき第28回-141)[はり理論]
5番の鍼は0.24㎜なので誤りですね。
(第21回-141)[はり理論]
○号鍼と外径の下2桁の数字は一緒です。
(はき第27回-141)[はり理論]
シンプルな問題ですが絶対に落としたくない問題です。
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