鍼灸あマ指学生になるぞ、という時点で、ほとんど鍼を受けたことがなく、
授業で実技練習をしたり、鍼灸院へと言って治療を受けたりする中で、
「私は鍼に弱くて、痛く感じやすい方だ」と分かってきた、鍼灸学生のtmotsuboです。
きっかけ、感じているコトなどなど・・書いてみようと思います!!
痛くない方だとずっと思っていた
いろんなクラスメイトがいる中、
分けるとしたら自分は痛がらない方だとわりと思っていました。
切皮だけですごく痛がっている人もいるし、
鍼が刺さっている間ずっと悶絶している人もいたりするなか、
私は刺されて痛くない時もあってその比率のほうが高かったし、
痛いときがあっても我慢できるし、
一呼吸置いて待てば深く入れられても痛くなかったからです。
技術的なことだったり相性だったりその日の体調だったりで、
痛いときと痛くない時があるのが普通だと思っていました。
痛い=嫌だ!と思ってきたきっかけ?
一年生では授業で使うとしたら銀鍼だけで、
二年生になってから、授業で使うのがステンレス製の鍼に変わって、中国鍼とか、パルスとか、比較的刺激が強い鍼も行うようになりました。
授業で痛くて嫌やな、と思い始めたきっかけになった?のは、パルス。
足の筋を動かすパルスが私には、超痛かった。
ステンレス鍼を授業で使い始めた頃で、パルスの授業自体も人生初か2回目くらいで。
あんまり色々慣れていない時にしたパルス、それが、どえらく痛かった。
まず、鍼刺された時点でめちゃくちゃ痛くて。
でも一時的な痛みだし、そういうものなのかどうかもよく分からなかったからそのままパルス流そうと続けました。
クリップを付けたら鍼にそのクリップの重さがちょっと加わって、たわんだ気がして、その痛みがめちゃくちゃきて。
でも今度はパルスの間だけ我慢しようと思って。
電気が加わった。そしたらさらに痛い。めちゃ痛かった・・・
そのあと数日間、パルスをかけたところは足に違和感が残りました。そして思った。
パルス怖い。
思ったは思ったのですが、その授業以後、ビビってた割にパルスでそこまで痛い思いはしませんでした。ビビりはするけど。
そのあと授業以外でさらなる痛い思いをしました。
たぶんこれが私の脳に鍼は痛いぞ!という刷り込みをもたらします。。
私は1年生の頃から勉強と体験のために、不調が出ると気になる鍼灸院を予約して行くようにしているのですが、よく鍼を受けた人の口コミとか感想とかにあるような、
「鍼刺して気持ちいい」というのがよく分からないな・・
というのを、プロの施術を受けていても、なんとなく感じていました。
むしろ、我慢して耐えて受けていることが多いんです、私の場合。
60分くらいの施術をするところが、行った中での主流で。
押して痛いところを聞いて、その痛いと言ったところにそのまま刺すところもあれば。
学生の私にはよくわからんけれども、なんか全身いろいろ刺すところもあれば。
また、鍼を刺した状態でそのまま何分か置鍼する。そういうところが多いです。
押されて痛いところを刺されると私の場合大抵響きます。その響きが、まず、苦手です。
刺した鍼全部響かせる!みたいなところも行ったことがありますが、めちゃくちゃ辛かった。でも、耐えた。
次に、置鍼が私はマジでしんどいです。
動いちゃダメだ、動いたらなんか痛い、と全身固まります。
何本も刺した状態で置鍼されることが今まで多かったのですが、めちゃくちゃしんどい。うつ伏せだとなおしんどい。
・・・としんどさを感じるも、鍼が抜けるとすごくスッキリする(気がする)ので、怖いもの知らずでいろいろな鍼灸院で体験してます。
そして、痛いだけじゃなくて鍼が嫌だと思ったのは、ある治療院に行った時の事。
風評被害みたいになるのでどんな所だった~とかは語りませんが、後から思えば色々違和感があるところだった、とだけ書きます。
そこでは、背中を先にやって置鍼して、
次にお腹に刺して置鍼しました。その時点ですでに苦手なやつ。。
その、お腹に刺したときの、刺さってる鍼が、
息をするたびにめっちゃくちゃ刺激してきて。痛かったんです。
忍耐の私が訴えるのは本当に稀なのですが、
耐え切れなくて、「痛いです」と人を呼びました。
すると、
「あなた鍼刺してるとき緊張してたでしょ、緊張してるところに鍼刺したから今痛い、当たり前。抜くね。」
と言われ、、
その時の、痛い思いでぼろぼろの私は、
この痛いの・・私のせい?!と悲しくなり、めちゃくちゃ、泣きました。大人泣き。
痛いのもあったけど心がなんかズタボロで。
鍼灸師側で治療スタイル突き通すのではなくて、患者に合わせてやる事変えて欲しいな・・とか。
鍼の本数少なくして効果あげているやり方もあるんだから、余計なところに刺して痛がらせないで欲しいな・・とか。
もっといいフォローの仕方があれば私泣いてないのか?どの時点で何がどうだったら許せてた?とか。
色々考えながら泣いてました。
刺されると赤くなるようになった
それ以後、か分からないのですが、そのあとの授業で、鍼を刺されたときに、
かゆみを感じることがあって、見たら刺されたところがぷくっと赤く腫れていて、1時間程度したら赤みが引く、
というようなことになってしまいました。(現在進行形)
内科とか皮膚科とかいろいろ行ったけど金属アレルギーだったらもっと長引くから違うとか、血液検査は大丈夫そうとか、
刺激で起きるじんましんみたいな感じかね~という判断になっています。(現在進行形)
銀鍼でもステンレスでもノンシリコンでも深くても浅くても膨れます。細い鍼だと大丈夫。なんなんでしょう。。
実技のペア組みで相手に迷惑かけるな~とか、
鍼を受けるのも経験になるけど控えめにしなくちゃな~とか。
すでにいろいろ悩み始めているところです。
もう、しょうがないけど。。
あと、元々集合体恐怖症だからか、鍼を大量に刺してあるのSNSで目に入るとミュートにしていたりしてたのですが、
最近マジで無理になっています。本数少なくても、苦手。。
鍼灸師系のアカウントのフォローやめて癒し動画だけぽっと出てこんかなあとか、思い始めています。。SNS辞め時かしら。。
鍼に悩まされている二年生の半ばの私です。。
自分が施術者側になったら
痛い人の気持ちが言葉の通り痛いくらいに分かった私ですが。
自分が施術者側になったときは。
その人に必要な施術を、最適なやり方で、成し遂げたい。なるべくなら鍼の本数は絞る。
痛いも熱いも、少しでも嫌に感じることがあるなら、別の方法でやる。
ちょっと過激な反面教師に出会ったことで、学ぶことが大いにあって、やりたい治療スタイルも定まりつつある私です。
とても切なくなってしまいました。鍼に色んな面で苦手意識が出てしまった事、訪ねた鍼灸院の自分は悪くない的な発言。(これには怒りも覚えた)
泣いてしまったのもすごくわかります。
似たような経験が歯医者であるので。
痛いのを我慢してしまう事、私もありました。
そして神経に鍼が触れて激痛が走った時に鍼灸師が何も言わずに抜いて他に刺したり、帰り道、首に鍼が残ってたり。
勉強するようになって、凄く雑な鍼灸師だったなーと思います。
一言ごめんねと言ってくれたら何とも思わないのにって思います。
あと緊張してしまっていたのを解せなかったのは鍼灸師の力量不足かと。
ちゃんと患者を診ていないと思うんですよね。
私はマッサージなどで首をバキッてやってもらうのは好きなんですが、その前に意識してしまい緊張してしまうので呼吸を合わせてくれないと筋を痛めてしまうんです。
患者との呼吸って大事だと思います。
長々すみません(笑)
コメントありがとうございます。とてもとても沁みました。
受け手が痛く感じることがある以上、そうなってしまった場合にどうするか、心の面へのフォローが大事だな、と改めて思いました。
嫌な思いをしに行っているわけではなく、治しに行っているわけだから、心も体もケアしてほしいですよね。
患者との呼吸、大事ですね。リラックスさせてあげたりすることもやる側の技量に含まれますよね。
コメントいただいて自分が鍼灸師になったらどうあるべきか、色々と考えさせられました。
同じく鍼灸学校2年生です。お疲れ様です。私も同じような経験というか、周りにいる鍼灸師のスタイルがどうも苦手でなんかこのまま学校続けようか悩んでいます。痛くなければ、熱くなければ鍼灸は効かないよ、みたいな。施術者のどや顔も苦手です・・・日本が鍼灸広まらない理由がやっとわかった気がします。患者に全然寄り添う気持ちがないな、と。日本の鍼灸がすべてではないし、学校での3年間や周りの鍼灸師はごく一部だと思い、絶対に自分がしたい鍼灸スタイルを確立するぞ!と思います。お互いに無理せず、マイペースでいきましょう♪
りんさま
お疲れ様です。コメントありがとうございます!
学校続けようか悩むほどとは・・でも、分かります・・分かります!!!
私も刺されるのが嫌になってきたのもあって、苦手な鍼灸師像みたいなものが見えてきています。。
私もこの経験があったからこそ、患者さんに寄り添う気持ち、大事にしたいと思っています。お互いに頑張りましょう!