鍼灸学生tmotsubo、5月5日・6日のお灸の学校に行ってきました~~!!
二日間参加させていただきました(^o^)
学び続ける鍼灸師さん達に混じれて、ベテラン鍼灸師に初施灸もしちゃって、楽しかった〜! https://t.co/9SOU8T85NI— とも@鍼灸学生 (@tmotsubo) 2019年5月6日
Twitterでキャンセル待ちの一報が流れてきて、面白そう、と見た瞬間に申し込みました。
鍼灸学校の1年生というペーペーでしたが、すごく勉強になったし、
「鍼灸師は一生勉強」
(重い・・?)を切実に感じた充実した2日間だったので、感想レポートです!
参加の目的
今回参加する上で目的にしていたのは、
- お灸とは?その魅力とは?を、まだ習っていない1年生初期の内に色んな視点で、プロたちから知りたい。
- 鍼灸師として活躍している人たちと話してみたい。
ということ。
まだ半米粒大の透熱灸しか知らない鍼灸一年生の5月。
もぐさをこより始めて、手汗で、こよることに一苦労している時。
初めての米粒大・艾ちゅう作りは失敗に終わった pic.twitter.com/J4aVnAITTu
— とも@鍼灸学生ブロガー (@tmotsubo) 2019年4月12日
上手くなるか、人に施術できるのかが不安で仕方のないときでした。
お灸に心酔している人たちにお灸の魅力を教えてもらうことで、自分のお灸の向き合い方を見つめ直したい(笑)、と思ったんです。
自分もこうなりたいなあ、と思える目標となる人にも会えるかもしれないし、目指すべきゴールとそれに到達するためのエネルギーの投入量を知りたいと思いました。
今回は、知熱灸や棒灸、深谷灸法など、を見て体験するいい機会だし、
もぐさメーカーの山正さんが来て、もぐさの作り方を解説!というのが工場見学好きには面白さと興味を引きました。笑
以下、二日間の内容です!
2日間の内容
もぐさ製造工程 ㈱山正
もぐさとは何か・・
それは、よもぎをすり潰して、ふるいにかけて、綿状になった部分を集めたもの!
乾燥よもぎから出来あがるもぐさはなんと3%。
残り97%はお灸のもぐさにとっては不純物で、鶏の餌になったり土にすき込んだり、という活用がされているんだとか。
もぐさ作りの過程。
乾燥よもぎをすりつぶして、出てきた粉や茎の部分を取り除き、ふわふわの部分のみを集めていきます。 pic.twitter.com/wpWxahL6QF
— あすか鍼灸 (@asukaxin9) 2018年8月14日
自生しているヨモギの原価が0円でも、取りに行ったり製造したりにかかる人件費や運送費、
乾燥時の火事リスクなど、もぐさメーカーならではのお話が続々!
また、中国では需要増によってヨモギは国をあげて栽培し、日本と製造や完成品の違いがあるなど、、
メモ、たっくさん取りました!
知熱灸 鈴木幸次郎先生
この時間から、江島杉山神社のお堂内での講義、なんと、神々しい場所や・・
知熱灸とは、人差指の頭くらいのもぐさを燃焼し、熱さを感じたら取り除く方法です。
初めての私の知熱灸です。。形が均一に作れたら、プロなんです。。
炎症にじんわり知熱灸の暑さを与えて、発汗させ逆に冷やしたり、
浅いコリや熱いのが嫌い、という方には、この知熱灸!
ツボもなんにもわかんないので、作った知熱灸を、インスタ映え重視に置いて燃やした私!
学生、鍼灸師、違わず、みんなでせっせと作っていて、初心者も、取得者も、前線にいる人に習う姿勢は変わらない・・と感じた瞬間でした。笑
先生もわかりやすくて、面白くて、また機会があったら、お世話になりたい。。!!
心地よいあたたかみ・・棒灸
棒状にまとめた艾に火をつけ治療部位を炙るように温める「棒灸」
火のついた棒灸をそろりそろりと近づけたり、
専用の器具で数分置いたりします。
これが、とっても気持ちよい。帰ったら、副交感神経有利で、寝た。
督脈を習ったばかりの私でしたが、先生が、督脈を使うと、運動系の根本治療に効くよ!ということで、
なんだか習ったことを外部で聞けて嬉しかった私でした。
お灸の歴史
全くのちんぷんかんぷんでした。笑
1コマ目
お灸の歴史〜灸にゆかりのある人物・古医書にみる灸論(中国編)〜始まりました。 pic.twitter.com/UNMs7itLqr— 灸法臨床研究会 (@Bauts0Rg6XMTngb) 2019年5月6日
- 先に鍼して治らなければ灸する
- 陽の場所に灸が効く
- 気が悪いときは鍼、水血の液体の流れが悪いときは灸
といったことは、私にも理解できました。。
アッツイ!深谷灸法 福島哲也先生
深谷灸法とは、昭和の名灸師・深谷伊三郎先生が構築した灸法です。
そして、この講義では、深谷灸法の第一人者!福島哲也先生の指導でした。
2コマ目がスタートしました。
福島哲也先生による深谷灸法です。 pic.twitter.com/5Hreau7Ozk— 灸法臨床研究会 (@Bauts0Rg6XMTngb) 2019年5月6日
深谷灸法は、竹筒を使用するのが特徴。
そして、どこにコリ(硬結といいます)があるかをしっかり見定めるのが重要で、
テクニックよりも、まずは、つぼ取り。硬結取り。
本来だったら火傷しちゃうから途中で火消しするお灸ですが、
深谷灸法は、それを焼き切り、竹筒で周りの皮膚を強く押して、火の熱さを緩和する・・・ということで、
めちゃ熱かった!!!
けど、痛みがツーンとコリに効いてる気がして、嫌じゃないんですよね。
そして、初めてこの場で他人にお灸をした私でした。
「コリと筋肉のスジは違うから、よく探してみてね」
「焦って燃えきる前に竹筒離しがちだけど、それめっちゃ熱いからゆっくり数えてね」
と、周りの鍼灸師さんも、先生も丁寧に教えてくれて、いい経験になりました。
温鍼 宮川浩也先生
最後に、宮川浩也先生により。温鍼のお話。
お灸の学校〜2日間講座〜
最後は宮川浩也先生による
灸頭鍼と温鍼の講座です。 pic.twitter.com/r0uNwH3ct1— 灸法臨床研究会 (@Bauts0Rg6XMTngb) 2019年5月6日
これも鍼灸学生1年生の私にとっては、初めてのお話。
皮膚の奥深いところが冷えやコリによって固くなっていたり、
かなり虚がひどい人には、鍼+温灸が効果的なんだとか!!
感想:学生こそ行くべき!
今回行ったお灸の学校、
鍼灸学生1年生の5月に行ったらすげー冷ややかな目で見られるんだろうな、とか
なんの知識もない状態で行っちゃったら外国に来ちゃった感でるんだろうな、とか、
色々と覚悟の上で参加しましたが、
行ってよかった!!
心から勉強会になったな~というのが感想です。
そして、周りの鍼灸師さん、めちゃ優しい。素人相手に配慮の塊でしかなかったです。
参加した鍼灸師さんといろいろとお話する中で、皆さん口をそろえておっしゃっていたのが、
鍼灸師になってからこそ、勉強の必要性を感じた。
学生のうちから、こういった勉強会に参加することはいいことだよ。
ということ。
学生割引があって、鍼灸師さんよりも安く受講することが出来るし、
何かと色んな先生と顔なじみになれるのも、良いことだし、今のうちに来るの偉い!行っときな!!ということでしたので、
今後も積極的に参加していきたいと思います!!
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