解剖学。
理解するのにめちゃくちゃ苦戦させられた、鍼灸学生tmotsuboです。
教科書の文章だけ、一方向からの二次元の図だけでは分かりづらいですよね。
今回は骨のキホンについてカラフルにまとめ、
鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家試験に出題された問題で力試ししてみてください。
鍼灸学生以外にも解剖学すべてを学ぶ学生さんのお役に立てれば幸いです!
骨のキホン
国家試験で出される問題を見て、分からない場合はイラストで勉強しましょう!
骨組織(あ第17回-16)[解剖学]
骨層板にあるのはフォルクマン管ではなくハバース管ですね。
問われやすいのは、
ハバース管とフォルクマン管どっち?
という問題。
私は、縦書きばかりになるハバース管が骨を縦に走る、横書きのフから始まるフォルクマン管が横に走ると覚えています。
骨化(あ第22回-17)[解剖学]
骨化には軟骨内と膜内がありました。 膜内骨化は頭蓋骨と鎖骨だけと覚えておきましょう。
頭頂骨は膜内骨化でした。
骨化の問題です。
忘れたころに出てくると困りますよね。。
問われやすいのはもちろんどっちに何がある?ということですね。
脳と鎖骨?なんで?!という感覚になります。
鎖骨は、犬や猫、馬や牛などの四足歩行の動物にはなく、
腕を使う霊長類や、翼を持った鳥類にはある骨です。
また、ヒトには「鎖骨 頭蓋骨形成不全症」という先天的な、鎖骨がなく頭蓋の形勢が不十分な病気があるそうです。
一つの遺伝子が異常なために、頭蓋と鎖骨両方に影響が及ぼされた遺伝子疾患と考えられています。
つまりヒトは鎖骨と頭蓋骨を進化上得た一つの遺伝子によって形成していると考えられますよね。
霊長類は手を細かく使うことで脳を発達させて進化した、という説があったりもするので、
手を細かく使うのに必要な鎖骨がヒトの脳を進化させるのに一役買ったのか?!と覚えてます。
骨の形状(あ第8回-18)[解剖学]
前頭骨は副鼻腔を形成し、含気骨です。指骨は長骨、(cf.手根骨は短骨)、膝蓋骨は種子骨、肋骨は扁平骨です。
骨の形状です。
それぞれどんな骨があるのか理解してイメージしておくと、問われたときに答えやすくなると思います。
軟骨(はき第13回-22)[解剖学]
弾性軟骨は形状記憶軟骨でした。正解は耳介軟骨です。 肋軟骨と関節軟骨は硝子軟骨、椎間円板は線維軟骨です。
線維軟骨は椎間円板です。 気管支は硝子軟骨、耳管と耳介は弾性軟骨です。
問われやすいのは、
弾性軟骨はどれか?線維軟骨はどれか?
です。硝子軟骨はほとんど問われてなさそうです。
硝子軟骨は軟骨のほとんどを占め、
弾性軟骨は耳や鼻など、触って弾力を感じられる軟骨、体内で弾力をもった蓋の役割をする喉頭蓋軟骨など、
形状を保ちながら弾力を持った軟骨があります。
ちなみに、鼻の美容整形手術で高くしたりするときは、耳の軟骨を移植するようです。
線維軟骨は最も強靭な軟骨で、擦り減ったらやばいところにあり、名前も○○軟骨というのはなくて、関節円板とか関節半月とか恥骨結合とか。もはや軟骨というよりも線維です。
連結(はき第23回-16)[解剖学]
骨間膜、縫合、釘植が線維性の連結でした。 椎間関節と恥骨結合は軟骨性の連結、仙腸関節は骨性の連結ですね。
以上、簡単にですがまとめてみました。
インスタにもそのほか挙げているので、ぜひ確認してみてください!
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