「社会人の学び直し」として、注目となっている、
リカレント教育。
「生涯学びながら働くこと」を指しますが・・
今回、鍼灸師を目指し、会社を辞めて専門学校に通うことを決意したtmoは、まさにリカレント教育実践者!
社会人として働いてきて自動的に入っていた雇用保険から、
お金が給付され、見積もるに計約500万程度。
授業料がとても高くて、生活面で大助かり。
リカレント教育を考えている方にぜひオススメなので、実体験をレポートしていきます!!
目次
リカレント教育とは
寿命が伸び人生100歳までと言われる現代社会。
定年75歳と引き上げも検討されていることもあって、
生涯働く
ということが今後当たり前になっていくことが予想されています。
大企業でも安定とは言えず、AIで無くなる仕事が増えていくなど、
変化の多い社会。
そんな中重要とされているのは、リカレント教育。
リカレント(recurrent)は、反復、循環、回帰という意味で、
リカレント教育とは、生涯にわたって教育と就労を交互に行うことを勧める教育システム。
個人が必要とすれば教育機関に戻って学ぶことができる体制が整いつつあるのです。
まさに、LIFE SHIFT。仕事2.0。
学び直すなら資格を目指そう!「専門実践教育訓練」とは?
tmoの場合。
仕事を辞めたい。
その後は、転職かな・・
でも、どうせなら、何か東洋医学の技術を身に着けたい・・
と、なんとなく、いろいろ調べてるうち、
「東洋医学 資格」とググった。
そして、ヒットしたのが、鍼灸師の資格を取る専門学校。
しかも、専門学校のHPには、
「社会人には雇用保険から給付金が出ますよ!!」
なんて書いてある。年間40万とある。
調べていくうちに、「専門教育訓練」に認定されている学校で資格を目指すと、
いろいろ雇用保険から教育訓練の給付金が出るとのことで、
対象の学校を探し、ハローワークで自分は該当するかどうかを聞いてきました。
専門教育訓練の給付金をもらうときに事前確認しておくべきこと
①雇用保険期間をチェック
一つの会社に3年以上いた、
もしくは複数の会社に通算して3年以上いたなら、
本人の意図に関係なく、雇用保険をかけられていて、その期間が3年以上になるので、給付金の対象です。
それ以外のかたは、ハローワークに一度問い合わせてみましょう。丁寧に相談に乗ってくれます。
②取りたい資格、行きたい学校が「専門教育訓練」に指定されているかチェック
厚生労働大臣が指定する講座じゃないと給付金が出ません。
たとえば、鍼灸師の資格を目指せる学校は全国各地にありますが、
そのうち全てが「専門教育訓練」に指定されているわけではなく、、
せっかく入学しても、給付金の対象じゃなかった!!なんてこともあります。
社会人が、国家資格と呼べる専門資格を目指そうとしているのであれば、
「専門教育訓練」に指定されている学校に行きましょう。
→厚生労働省の講座検索システム http://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/T_K_kouza
③仕事は続けるか、一旦きっぱり辞めるか?
①と②を満たせば、「専門教育訓練」の給付金を得る条件は整います。
そして、受給しうる給付金は2種類あります。
- 教育訓練給付金
- 教育訓練支援給付金
名前が似ていてややこしいですね。
1.教育訓練給付金は、年間最大40万円の給付で、授業料の補助。
2.教育訓練支援給付金は、失業状態で教育を受ける人に支払われ、二ヶ月毎に1回、訓練が終わるまでの間、
生活費の補助として支払われ続けます。大体基本給の80%くらいです。
失業していて稼いでいないわけですから生活費に困っちゃいますものね。
1.教育訓練給付金は、仕事を続けていてももらえます。
一方、2.教育訓練支援給付金は、失業状態にいる人のためにあるので、
- 働きながら学びにこれる夜間の授業は対象外。
- 受講開始日前に会社を辞め、雇用保険に入っていない状態じゃないと出ない。
- バイトをしてもいいが、週20時間働くと雇用保険対象になると同時に、もう給付はいらないよねと給付はストップ
などといった細かい制約・条件があります。
(厳密に言えば、会社を辞めたら最初は失業給付が出て、その後にこの教育訓練支援給付金の支給が開始します。)
特に、受講開始日前に会社を辞めておかねばならない、というポイントですが、
tmoは有給が残っていたので、4月以降有給消化しようかな~~
なんて軽い気持ちで思っていたのですが、
有給消化などであれなんであれ、受講開始日以降1日でも会社に在籍していると、給付金1円も出ないとのことです。
その後これから3年間通うんだからくれよ、と泣いて土下座して頼んだとして、ダメとのことでした。
仕事を辞めて学校を通おうかと考えている方は、受講開始日をチェックして、その前日までには必ず会社を辞めておきましょう!!
④ハローワークで2月末までにキャリアコンサルティングを受ける
専門教育訓練ということで、さすがお役所。
キャリアコンサルティングなるものをハローワークで事前受講してくださいとのことです。
そして、受ける前に、「ジョブ・カード」なるものを作っておきなさいとのこと。。
https://jobcard.mhlw.go.jp/job_card.html
tmoもやりましたが、ジョブ・カードを作るのに、数時間かかりました。
学歴とか職歴とか以外にも、自分がどうしてこの資格を取りたいのか?という熱い想いをかなりつらつら書き出さなくてはいけなくて、結構たいへんでした。
キャリアコンサルティングは、そのジョブ・カードを元に、事務員さんに内容説明し、アドバイスを受けて・・と早ければ30分程度で終わります。
事務員さんがジョブ・カードにコメントを書き足してくれるのですが、そのコメントがある状態の「ジョブ・カード」が給付金の申請書類にもなっているので、真面目につくりましょう!!
tmoの場合、約500万円ほどの給付金になる?!
tmoは会社を辞めるので、
- 教育訓練給付金
- 教育訓練支援給付金
どちらもすでに申請済みです。
鍼灸師の専門学校は3年間です。
合計大体いくらになるでしょうか?試算してみましょう。
1.教育訓練給付金 年間40万×3年=120万
2.教育訓練支援給付金 基本給 20万×80%×36ヶ月=576万円
おおおおお・・すごいですよね!!
厳密に言えば、こんな上手くもらえるとは限らない点もあったり、
人によって2.教育訓練支援給付金は金額が変わってきますが・・
お金がないからやりたいことがやれない
ていうのは、一度しかない人生を損することになってしまう!!
と私は声を大にして伝えたいです。
興味を持った方、まずは、ハローワークに問い合わせしてみましょう!!
ありがとうございます。
まさに私も同じように考えていたので
すごく情報に助かりました。
色々教えてください。
脇屋様
コメントありがとうございます。お役に立てたようでうれしいです。
雇用保険の加入期間などで一人ひとり条件が変わってくるので、ハローワークで一度ご確認することをオススメします。