仕事2.0 感想レビュー!会社のジョブローテは時代遅れ!個人でキャリアを積む未来へ

お金2.0、ビジネスモデル2.0・・・など、

「2.0」

という題のついた本がたくさん出ていますね~

旧世代のシステムに対しての新しいムーブメントの動きを「2.0」なんて言うようなのですが、

要は、今までとは異なる新しい時代がやってくる!!というもの。

そんな、いろんな「2.0」のなかでも、

この本、面白かった。

仕事2.0!!!

仕事の新しいカタチとはどういった内容なのでしょうか・・?

内容の紹介と共に、感想を書いていきます!!

仕事2.0 内容紹介と感想

今までの日本、言うなれば、

「仕事1.0」とはどういうものなのか?

  • 新卒で入った会社に定年まで勤める。
  • 職務、勤務地、労働時間は会社が決める。
  • 仕事は何よりチームワークが基本。副業など会社の「和」を乱す行為はしない。
  • 「勉強」や教育を受ける期間は大学生まで。社会人は仕事一筋。
  • 主たる稼ぎ手は夫で、子供は基本、妻が育てる・・

うんうん、こんなの、当たり前だよ!!

って思いますよね。

 

日本の企業は「人ありき」なんだとか。

人を採用してから、その人に合う仕事は何かを考えます。

他の国では韓国だけが同じスタイル。

 

日本と韓国以外の先進国ではまず「仕事ありき」

財務だったりエンジニアだったり研究職だったり、ポストが空いた仕事があれば、

その職種だけに募集がかかって、その職種が出来る人を採用します。

 

確かに、日本ではポジションの空きのあるなしに関わらず、

毎年のように新卒一括採用している企業が多いですよね。

そしてどこの部署に配属になるかは、

入社して研修が終わった後に決まるケースが多く、

内定が出た段階では何の仕事をするのか分からない・・

なんていうのが「普通」です。

 

日本独自の特徴を読み進めていて、

日本は大学に入るのが難しく、出るのはたやすい。

アメリカは大学に入るのは簡単で、出るのは難しい。

なんて言われているのを思い出しました。

 

日本の大学では大した教育をしていないので、新卒の学生に専門性を求めている企業は少ないでしょう。

人事をやっているtmoも実感しています。

そして、地頭とコミュニケーション能力だけを見た「ポテンシャル採用」なのが多いと思います。

専門性よりもポテンシャルを期待されているからこそ、

業務内容が次々に変わる、またその人の能力が高いとますます仕事が増える・・・

なんていうことも仕事1.0では起こっているんだとか。

 

要は、

仕事内容は自分で選ばず会社任せで、

ジョブローテーションによってジェネラリストになれるから、

自分のキャリアは会社が決めてくれる。

考える必要はない。

というのが今の仕事のあり方であり考え方。

 

人生100年時代という今の時代、75歳定年になり就業期間が長くなると言われている一方で、

企業の寿命はだんだん短くなっており、平均30年未満。

20歳そこそこから75歳まで、一つの企業に50年居続けられるかというと・・

定年よりも企業の倒産が早いことも十分あり得る!!

と筆者は述べています。

 

会社が自分のキャリアを決める

 

と会社任せでいるような生き方、働き方は見直さなければならない。

だって、

「仕事2.0=自分の活躍するコミュニティをデザインする時代」

がやってくるんだもの!!

 

まさに、帯紹介に書かれた、

「一つの会社で一生を終えるのはもはや不可能」

ということで、仕事2.0の時代の働き方というのは、

副業や、転職を2度でも3度でも4度でも繰り返して、

自分の活躍するコミュニティを複数持とう!!ということですね。

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好きなことや、身につけたいスキルを増やすためにコミュニティを複数増やすのがこれからの生き方ということですが、

新しい挑戦を始める時期とはいつか?

いまでしょ!!

ではなく、今の仕事が難なくこなせる時期こそチャンス、ということです。

 

また、「学び」についても筆者は重要視していますが、

ブロックチェーン技術を使って個人の学習履歴を蓄積し、キャリア台帳を持つことが可能で、

将来的にはその学習データをもとに就職・転職するあるいは社内昇進することも大いに有り得る。

すでに中国では個人の学習履歴がマイナンバーと紐付いて管理されていて、

日本も今後学習履歴社会が訪れる。

もはや、学び2.0だなあと言わんばかりの未来図・・・

とても面白かったので、気になる方はぜひ読んでみてください!!

仕事2.0 人生100年時代の変身力 [ 佐藤留美 ]

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