鍼灸経絡治療夏期大学って何するの?1年生が行ってみた感想とこれから参加する人に伝えたいこと

2019年8月18日~20日開催の鍼灸経絡治療夏期大学に参加してきました~~!

専門学校に入りたての 1年生 で参加し、

経絡治療のけの字もわからないような状態で行きましたが、

とっても勉強になって、

「また行きたい!!」「行ってないならオススメ!!」

と感じました。

行ってみて思ったことと、これから参加を検討されている方への私なりの助言を書いていきます~~。

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鍼灸経絡治療夏期大学とは?

経絡治療学会主催、

「経絡治療」を行う鍼灸師による、

「経絡治療」を学びたい鍼灸師・鍼灸学生のための、

座学講義実技を含んだ勉強会です。

 

@東京有明医療大学にて、毎年お盆明けの熱い時期に 3日間 の日程で行われています。

東京オリンピック2020で競技エリアとして使われる地域ですね。

余談ですが、この「東京有明医療大学」は、渋谷にある日本鍼灸理療専門学校・日本柔道整復専門学校と同じ、

学校法人花田学園が運営している大学で、鍼灸師、柔道整復師、看護師を養成する大学のようです。

 

経絡治療とは。

病態を気血の変動としてとらえ、その病変を経絡のとなし、

経絡・経血を診断と治療の場として、鍼・灸をもって補瀉調整する随証療法

のこと。

 

鍼灸師を目指すのであれば避けられない、

「気血津液」

「陰陽五行論」

「経絡経穴」

をベースにした治療です。

夏期大学は、この経絡治療を学び尽くす3日間ということですね。

 

この夏期大学の参加費

経絡治療学会会員 43,000円

一般鍼灸師 53,000円

学生 38,000円

と、決してお安いお値段ではございません。。

学べそうだし、きっと必要な知識だけど、、

参加しようかどうか、迷っちゃうお値段です。

私も 不安 でした。

参加の不安

私が参加にあたって不安だったのは、

参加費に見合う、1年生でも理解できる 学び が得られるか?

ということ。

最終的にはノリで参加を決めちゃいましたが、事前に分かるのであれば、

どんなことをするのか、どんな雰囲気なのか。

経絡経穴は361穴中半分もやってないし、陰陽五行論もよく分かってないけど大丈夫なのか?

を知りたかった。。

 

ありがたいことに私は同じ学校から何人も参加していたので平気でしたが、

「一人で参加しても寂しくないか楽しめるか」

が気になる個人での参加を検討されている方もいらっしゃると思います。

同じ業界人が集まるので、人脈は拡がるか?というのも気になります。

 

以下、参加してみて、私の感じていた不安はどうなったのか?という感想を書いていきます!

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レベルに合わせてくれるから、学べた!

私は「経絡治療」のなんたるかが分からないままに参加しました。

経絡経穴は授業で361穴中半分もやってないし、陰陽五行論もよく分かってない。

 

そもそも、この夏期大学も、経絡治療だけを学ぶ3日間、とは思っていなくて、

「鍼灸業界の大きなイベント」という認識で、

「富山から参加することを考えれば、交通費宿泊費が浮く。行っておこう」という気持ちだけで参加しました。なんてやろーだ。

 

夏期大学の3日間、どんな事をするかというと、

まずは 夏期大学の参加経験 によって受講科が異なります。

普通科 (新規 及び 再受講希望者) 250名
高等科 (普通科修了者) 100名
研究科 (高等科修了者) 100名
研修科 (研究科修了者) 150名

最初は普通科からですね。

専門学校に通い始めたド素人1年生も、国試に追われる3年生も、鍼灸師資格取得者で経験が何年あろうと、

夏期大学に参加経験がなければ、普通科からスタートです。

 

普通科に行ったので、普通科で何をしたのか?を書いていきます。

普通科の内容は、大きく分けると、4つ。

  1. 普通科全員が参加する、全体講義
  2. 班別に分かれての、座学
  3. 班別に分かれての、実技
  4. 講師の実技を自由に見学できる、普通科、高等科、研修科、研究科、全員参加の実技

1.全体講義 はちょっと眠いです。

大きなホールで緊張感なくお話を聞くだけだし、

話すのは失礼ながら話すことを極めたカリスマ講師ではなく、学会の偉い人って感じなので、、

※イメージ

寝てしまいそうになります。。

 

4.実技見学 は、大きな体育館で約40名の講師がそれぞれブースを設け、

学生みんなで自由に見学するスタイルなのですが、先生の事も知らないし、すべてをみれません。

同じ経絡治療でも色々あるんだなあ、くらいでいいのかなと・・

 

私が参加してよかった!!と感じたのは、主に

2&3.班別、少人数講義&実技

学生10名弱に、講師1名がついて、指導してくれます。

学生は10人1列に横並びで座るので、

「参加してる感」が急にでます。

 

班の編成は、私の場合、1年生で固められていました

班別で行った内容は、

経絡治療のベースになる陰陽五行論や五臓の病症の座学と、

実際に先生の手技を見せてもらいながら、自分でも脈診してみて、鍼を打つところを決め、打ってみる、という実技

先生も1年生と分かっていて、さらに全員の顔色が見えるからか、

説明のレベルをあわせつつ、通じている通じていないを顔見て確認しながら、話してくれました。

学生としても、分からないところはすぐ質問出来るし、何を言っても返ってくるし、そもそも説明が基本に即して分かりやすいし・・

で、理解度満足度の高い時間になりました。

 

少人数講義っていいやんすごいやん!!

と思ったら要項にちゃんと書いてありました。。

普通科テーマ:「診断(脈診)から基本証決定へ」(小グループ制

六部定位脈診による診断と本治法を学ぶ。

鍼の打てない学生からベテラン臨床家まで、能力別クラス編成でそのレベルに応じた個別指導を行う。

私の場合は1年生のチームになっていましたが、

3年生であれば3年生同士、鍼灸師であれば鍼灸師同士のチームになる可能性が高いと思います。

教える側にとっても、レベルが一緒のほうが教えやすいですよね。

 

ちなみに全体講義の際に、「1年生の人は手を上げてください」と聞かれて見ていたのですが、

半分くらいは1年生だったように思います。

 

少人数班の先生はもちろん選べないので、

いい先生に当たる人もいれば悪い先生に当たる人もいると考えられますが、

聞く限りはどの先生が担当になっても、満足度は高い印象でした。

参加学生も、高い参加費を払って、全国から参加しているだけあって、勉強意識が高い人ばかりでした。

終わる頃には、

この出会いに、感謝!!

という気持ちでいっぱいでした。

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「痛くない鍼」で効果をあげる経絡治療がすごかった!!

私の学校では、1年生は人に鍼を打ち始めた時期です。

「痛い?」
「大丈夫だよ~(ほんとはちょっと痛い)」

なんてやり取りをして、

最初はもちろん下手だというのもあるし、

痛みは我慢するのが当たり前・・

でも、痛いことを自分がやられるのも人にやるのも嫌・・

と思っていました。

 

ですが、夏期大学で見た経絡治療

捉えたツボを、

深く刺さない鍼、痛くない鍼 

で施術していました。

 

痛くない鍼で、治療することが出来るんだ!

と、驚きでした。

 

ただ、経絡治療は複雑な東洋医学の理論に基づいていて、その理解が容易でないのと、

脈やお腹や筋肉の硬さ、気血津液の虚実を感じ取る

鍼の重みを利用する刺し方(浅さというよりも打ち方が痛くない鍼のコツ)をするの、技術習得が難しいなと感じました。

 

「ここ虚してるよ!」という箇所を触っても正直よく分かんなかったし、

「ほら気が集まってきたよ!」と言われても何の変化も感じなかったといえば感じなかったし。

 

身につけたら、治療の選択肢が増え、効果につながることは間違いないですが、

痛くない鍼で物理的になにをどう影響しているのかがかなりハテナで、正直、不気味だなという気持ちは拭えませんでした。。

 

先生は、

「そんなん最初から誰もわからんしこの時間で分かれとも言わない。

 

でも、何か特別な能力がないとできないとか、難しいことではなくて、誰にでも分かることなんや」

と言ってくださって、今後、教わったことを実践で活かして、ちょっとずつ掴めたらいいなと感じています。

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知り合いが増えて楽しかった!!

班別になってからは、同じチームの人と同じ時を過ごします。

参加者に知り合いが全くいなくても、そこで知り合いが出来る!はずです。

 

私と同じ学校からは8名参加していましたが、

8人全員が同じチームに固まることはなく、全員がバラバラでもなかったです。

班の中で、知ってる人もいれば、知らない人もいて。

3日間顔を合わせるので、終わる頃には仲良しでした。

 

先生にもよると思いますが、3人組で脈を診てみよう、というときなど、

「あえて違う学校の生徒さんとチーム分けしよう」というように言ってくれたりすると、

自然に会話が生まれて、お互いの学校の話をしたり、仲良くなります。

濃密な時間で、楽しかった!!

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これから参加する人へのアドバイス

ここからは、行ってみて、「こうしてよかった」「やっとけばよかった」と感じたポイントを紹介していきます。

 

陰陽五行論&経絡経穴を予習しておくとよい

経絡治療のベースとなる陰陽五行論や経絡経穴など、東洋医学の理解が深まるので、

事前に自分が分かってないなあ、というところを教科書なりで確認しておくと良いです。

「あ、そういうことだったのか!!!」

という瞬間が絶対にあります。

そして終わったあとに改めて教科書を読むと、呪文のようだった東洋医学概論の片鱗が少し理解できてる気になれます。家に帰ってからも復習はおすすめです。

 

ちなみに、夏期大学では教科書を別途準備する必要があります。

日本鍼灸医学—経絡治療基礎編(増補改訂版)

座学では使用頻度が高いので、持ってない方は買いましょう!

早期割引で3000円割引になる

参加費が高いですが、早期申込みで3000円の割引があります。

案内は6月頃にあって、7月初めまでに申し込めば割引になったので、要チェック。

※次回は東京2020と被るそうで、「夏期大学」という名前だけど3月に開催されるそうなのでご注意を!!

会場まではバスがオススメ

東京有明医療大学まではゆりかもめ、りんかい線か、都営バスで行けます。

電車で行くと最寄りのどの駅からも徒歩15分程度かかりますが、

バスは大学の目の前の有明小中学校前バス停まで行ってくれます。

都営バスの東16系統は、「東京駅、八丁堀駅、月島駅、豊洲駅」から出ていて、

どこから乗ってもどこまで行っても一律210円。

東京の熱い夏に徒歩15分は結構へこたれます。ゲリラ豪雨もあります。

バスで行ける方はバスをおすすめします!

お昼は大学内のカフェテリアへ

お昼はカフェテリアで500円均一飯があります。

大学周辺にはファミリーマートしか食料を調達できそうなところがないので、準備するか、カフェテリアへGOしましょう。

実技自由見学をまわるコツ

事前にパンフレット等でどんな先生が来られるか、

治療院名、所在地、臨床歴、役職、出身校、得意治療、趣味(笑)が一覧で分かるので、

行きたい見てみたい先生を決めておくのは大事です。

行ったことがある人に誰が印象的だったか聞くのもありだと思います。

私が感じたのは、当たり前のようですが、

  • 人が集まっている先生に行く
  • 寡黙な先生よりは、説明上手な先生
  • 患者役だけでなく見学の学生にも気を配る

というのがいいのかな・・?と思いました。

2時間、あっという間です。

 

以上、鍼灸経絡治療夏期大学のレポートでした。

参加を検討されている方の参考になれば幸いです。

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